こんにちは。野雨紗樹です。

今日は師匠のそのまた師匠のお話を。

私の師匠は、長く鷲見先生のもとで
学ばれていました。
ヴァイオリン界ではおそらく
知らない人はいないであろう
あの高名な指導者の
鷲見三郎先生と四郎先生です。

鷲見先生のもとには
あちこちから指導を求めてやってくる人が
いるわけですが
玄関先で泣いている親子を目撃することも
しばしばあったそうです。

そう聞いて
レッスンの出来が悪くて
泣いているのかと思ったら
何とそうではなく
レッスンを受けるどころか
指導を求めて玄関を入った途端に
「お引き取りください」
となってしまったため
途方に暮れて泣いていたというのです…

四郎先生は相手の姿勢や歩き方などの
佇まいから適性があるかどうかを
瞬時に見抜くことができてしまったが故に
上記の対応とならざるを得なかったのだと
思いました。

やはり
ヴァイオリンを始めて数年で
第1回音楽コンクール(現在の日本音楽コンクール)
で第1位となり、さらに翌年の第2回でもまた第1位を
取られるほどのお方は、このような卓越した感覚を
お持ちなのだと非常に納得したのでした。

さらにもうひとつ。
師匠が鷲見先生の前に指導を受けていた師匠も
やはり特別な感覚をお持ちの方のようでした。

レッスンの前に
師匠はいつもうどんを食べて行くところ、
その日はお蕎麦を食べて行ったそうなのです。
すると、こちらが何も言わないのに
「今日はお蕎麦を食べてきましたね」
と言われ、歯磨きまでして行ったのにと
師匠は大変驚いたそうでした。

また別の日は
コンチェルトの指導を受ける際に
「この曲を弾くのにはステーキ1Kg食べてきなさい」
と言われたので、レッスン前にステーキを1Kg…は
さすがに無理なので、500g食べてレッスンに行くと
「500gしか食べてきませんでしたね」
と言われ、またまた驚いたというのです。

このような
指導者お二方のエピソードから
直感のような飛び抜けた感覚こそが
ヴァイオリン演奏と何か密接なつながりが
あるように思えてなりません。

 

そしてまた
私の師匠も例に漏れず

鷲見先生も敵わないとおっしゃるほどの

知識の持ち主であり
楽器を一目見ただけで、その楽器が今
どんな状態で、どんな音がするのかが
瞬時にわかってしまうすごい方でもあります。


直感は鍛えれば磨かれます。
美しいヴァイオリン演奏のためにも
日頃から感覚を研ぎ澄まして
過ごしていきたいものです。

それでは
今日も素敵なヴァイオリンライフを♪

いつもありがとうございます虹ラブラブ