ブログネタ:直したい癖ある?
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先生 その308
三年前に、国際後継者フォーラムの「コミュニケーションスクール・アドバンスコース」として、アサーティブネスについての講義を受けたことがありました。
講師は、NPO法人アサーティブジャパン の森田汐生さん。「先生」と呼ばれることに抵抗を感じるということで、講義中も「汐生(しおむ)さん」と呼ばせていただきました。
アサーティブネスというのは、直訳すると「自己主張する」ことですが、本質的な意味は「相手も自分も尊重するコミュニケーション」のこと。
すなわち、自分の意思や欲求を率直に伝え、「I am OK, You are OK」の関係を作るためのコミュニケーション手段です。
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この時の講義では、途中受講者同士のロープレを交えながら、分かりやすく解説してくれました。
その時に、ボクのロープレを見ながら、汐生さんはこんなアドバイスをしてくれたのです。
「いなばっちの伝え方はよくなってきたけど、表情が伴っていないのが勿体ない。最初は緊張するかもしれないけど、相手の目を見ることを意識しましょう。いい眼力もってるんだから
」
「え、ボク眼力強いですか
?」
「強いですよ。自分じゃ気づいてないかもしれないけど、話を聴く時の眼力は、相手の言葉を引きだす力を十分にもっていますよ」
眼力の話は、自分では気づかなかった点なので、率直に嬉しかったのですが、昔から人に話をするときに目線を合わせるのが苦手で、視点が定まらないクセが抜けないのです。
多分、自分の伝えたい言葉に自信がないからだとは思いますが、このクセは写真を撮るときにも出てしまいます。
お陰でボクは、真正面を見据えている笑顔の写真がありません![]()
・・・って書きながらも、まだ人に話をするときに目線が定まらないクセが抜けてないことに、改めて気づきました。
意識した時期もあったのですが、気を抜くとまたフラフラ目線で喋っているボクがいます。
この話を書きながら、汐生さんのアドバイスを再び意識して、目を見て話ができるように馴らしていきます。相手に怖がられない程度に![]()
<昨日の続き>
強運の持ち主、アキちゃん。
昨日突然具合が悪くなるというピンチを、たくさんの奇跡に恵まれて乗り越えることができました。
こんなにも偶然が重なるなんて、何か見えざる力を感じずにはいられませんでした。
先生 その307
アキちゃんのオヤジさんは、約8年間僕らの会社で働いてくれました。
運転はちょっと荒っぽかったけど、どんな車でも器用に運転してくれるので、会社としては在り難いユーティリティープレイヤーであり、誰とでも親しくなってしまう人懐っこいキャラクターでもありました。
6年前の月曜日の朝、当時別の運送会社に勤務していたアキちゃんから、僕らの会社に電話がありました。
「父が昨夜亡くなったみたいです。母から今連絡を受けました」
電話を切った後、ボクは頭の中が真っ白になりました。
死因は急性心不全、恐らく本人も死の直前まで、自分の死を予期することはできなかったでしょう。
この日社長は出張中、何をしたらいいか指示を仰ぐこともできませんでしたが、先輩に助けられながら社内の段取りを進めることになりました。
当日の夕方、それぞれの部門で緊急の終礼を開き、彼が亡くなったことを報告しました。
特に、彼が一緒に働いていた部門の運転手さんたちは、みんなショックを受けていて、ボクの報告を聴きながら涙する人もいました。
無理もありません。だって土曜日までは元気に仕事をして、笑顔で「おつかれさま」と帰っていく彼をみんな鮮明に覚えているのですから・・・。
ボクは数々の奇跡に、天国のオヤジさんの力を感じました。
スピリチュアルな話なので根拠は無いのですが、定年までシゴトを全うできなかったオヤジさんの意志が、アキちゃんの周りに奇跡を起こしたような気がするのです。
「オレが働ききれなかった分、お前はまだ娑婆で頑張れ」と、彼を守ってくれたのではないかと。
夕方、無事に帰宅できたアキちゃんに、おせっかいな電話を入れました。
「明日、外に出て歩けるようだったら、オヤジさんのお墓参りしておいで。きっと喜んでくれるよ」
考えてみれば、親子二代で僕らの会社で働いてくれていることも、何かの運命かもしれません。
もちろんそれを承知した上で採用したわけですが、彼が前の会社から転職をするきっかけになったのも、ひょっとしたらオヤジさんの意志が働いていたのかも・・・。
人はみんな自分株式会社の社長ですが、命を繋いでくれた先祖の後継者でもあります。
天国のオヤジさんに見守ってもらえることに感謝して、ボクも一緒に成長していきます。
トラブルとは、リーダーが一番カッコよくなれる場面を作るために存在するもの。
ナニメンさんに教えてもらってから、どんなトラブルでも果敢に立ち向かえる勇気をもらった稲葉です。
でも誤解しないでください。トラブルが好きなわけではありません![]()
先生 その306
茨城の配送センターの所長から電話があったのは、9時過ぎのこと。
運転手のアキちゃんが、二件目の配送先で急に具合が悪くなり、病院に行ったという報告でした。
朝の積込みや出発前の状況では、いつもと変わらない様子だったというのですが、詳しい状況が分からないために心配になります。
しかし、彼はメチャメチャ強運の持ち主でした。
具合が悪くなった現場の目の前は総合病院![]()
一人では無く、助手の小磯クンが一緒だったので、機転を利かせて対処してくれました。
事務所には、午後からのシゴトのために時差出勤していたイソちゃんと、事務処理を手伝っていた長妻クンの二人がいたので、すぐに応援に向かうことが出来ました。
しかも、イソちゃんが行く配送先は、病院から数キロという近さです
そして、到着しただけで荷降ろしがまだ終わっていなかった現場には、荷受の方が来ていませんでしたので、結果として迷惑をかけずに済んでしまいました。
ボクもお客様の処への訪問が終わり次第、病院に向かいました。
病院について面会を求めると、家族の方(奥さん)が来ているので、ロビーでお待ちくださいと指示されました。
「まだ本人とは面会できないのかな」と思いながら待っていると・・・
「専務、ご心配かけてすみませんでした」というアキチャンの声が!!
点滴をつけながら、ロビーまで歩いてきてくれたのです。
お医者さんの診断の結果、内臓に異常は無いため、胃痙攣をおこしただけとのことでした。
入院の必要性もなく、点滴が終われば家に帰れるというのです。
苦しい思いをした本人には不謹慎ですが、本当に彼はツイていたと思います。
すべての偶然が、いい方向に組み合わさったお陰さまで、大事に至ることがありませんでした。
時々、シゴトの不平不満を口にすることはあっても、一つ一つのシゴトに丁寧に向き合う姿勢を、神様仏様は見放さなかったのかもしれません。
「本当に感謝しかないよねぇ」
お互いにそんな話をしながら、ボクは一番の感謝するべき人を思い浮かべました。
実はアキちゃんのお父さんも、僕らの会社に勤務していた時期があったのです。
つづく
