ボクが大学2年の夏休みのとき、知り合いの先輩から
「(渋谷の)クラブ・クアトロで、そうる透 が出演するライブがあるから、一緒に行かないか?」
というお誘いを受け、よく分からないまま、そのバンドのライブに参加しました。
ちなみに、そうる透さんというのは、当時The ALFEEやComplexのバックを務めていたドラマーだったので、ボクも興味があったのです。
先生 その395
しかし、何だかわけがわからず参加したライブは、予想以上にハチャメチャな幕開けでした。
ほとんどのメンバーが、おかしなコスプレ、そしてボーカルの人は剣道着で登場し、面をつけたまま唄い始めます(途中で外したけど・・・)。
ハナ肇とクレイジーキャッツに影響され、「あっちがジャズバンドだったら、こっちはプログレ・ハード・ロックだ」という、よく分からない理由で結成されたコミックバンドです。
小太りで、口髭にモサモサパーマ。
顔だけ見たら、「男はつらいよ」に出てくる源公(佐藤蛾次郎さん)にそっくりな風貌のボーカル、ダディ竹千代さん。
オリジナル曲もカッコいいけど、洋楽をネタにしたゲストコーナーは、ずっと腹抱えて笑わせてくれました。
お笑い芸人と思いきや、ダディさんの本名は加治木剛さんと言って、あのカルメン・マキ&OZのプロデューサーであり、名曲「午前一時のスケッチ」を作詞も担当されています。
ちなみに、以前ご紹介した「めおと楽団ジキジキ」 の潔さんは、このおとぼけキャッツのギタリストとして活躍されていました。
他にも、難波弘之さん、包国充さん、古村敏比古さん等々、様々なアーティストのバックを務めるミュージシャンが揃っていたことから、クオリティーの高いバンドだったと想像できます。
ダディさんは数年前に新橋でライブバー「ZZ」 を開業し、店のマスターとして、連日お客さんと音楽談義を楽しまれているようです。
新橋という場所柄もあって、お客さんの年齢層はボクよりも先輩になる世代が中心。
普段は真面目なサラリーマンをやっているお父さんたちも、ここではロック少年に戻って、明日へのエネルギーを充電しに来ているみたいです。
居酒屋やスナックでストレス発散しているよりも、楽しそうに見えるのはボクだけでしょうか?
オヤジさんたちを、ロックで元気にしてくれるダディさん、最幸です!!
やっぱり、大人がカッコよく元気でいられる日本でありたいですからね。
まだ一度も行ったことが無いけど、是非ボクも遊びに行きたいお店の一つです。




