荷主さんの物流子会社さんを訪問した後、もう一ヶ所気になる場所を訪問しました。
一昨年、物流子会社の協力会で繋がった仲間、設楽さんが役員をつとめる運送会社です。
先生 その487
久々の再会ということもあって、積もる話が尽きません。
震災の時は茨城のひたちなか市にいて、混乱の中10時間以上かけて車で帰ってきたこと。
家族を栃木にある自分の実家に避難させ、本人は会社で寝泊まりして過ごしていたこと。
3月中は大分混乱していたようですが、それを「笑い話」にしてしまうたくましさを感じました。
「何か僕らが(いわきに来て)、手伝えることありませんか?」
「被災地みたいな扱いはよしてよ。うちらが被災者なら、東日本の人は全員被災者だよ。
大体、稲葉さんたちが来たら、俺たちのシゴトが無くなっちゃうよ
」
「『おれたちは被災者なんだから』なんて言ったら、家や家族を失った人に申し訳ないよ。
家も家族も仕事もあるんだから」
うーん、まったくその通りだなぁ。
実際に彼は、荷主さんが生産を再開するまでの1カ月間、新たなシゴトを見つける努力を続けていました。
その中でも面白かったのが、四国の商社さんとの繋がりです。
従業員さんから「まねき猫の置物が壊れちゃいました」と報告を受け、ネットで購入した設楽さん。
ちょうど宅配便の復興が始まったころだったので、少々時間はかかりながらも、注文した商品が無事に届き、箱の中に相手先から激励のお手紙が入っていたそうです。
「被災された○○運輸様には、謹んでお見舞い申し上げます。何かお役にたてることがあれば、何なりとご相談ください」
設楽さんはダメもとで「仕事ください(笑)」とメールを送りました。
すると、相手方から、関東圏でのスポット的な仕事の依頼が、入ってきたのです!!
「『四国でお仕事受けてもらえませんか?』って言われたけど、さすがにそれは断っちゃった。
でも、落ち着いたら、お礼に行かなきゃと思っているんだよ」
人のご縁は、どんな繋がりになるか分かりません。
でも、大切にしすぎても、ただの「いい人」で終わっちゃいます。
商売やっているからには、転んだ時でも何か掴まないとね!!
設楽さんと、壊れたまねき猫から、商売人として大事なことを教えていただきました。
以前にも話したように、僕らの会社のトラックが運んでいる商品の約8割は、福島県いわき市の工場から運ばれてきます。
震災から約10日後、僕らの会社から初めていわきに行ってくれたのは、カメちゃんとマコちゃんでした。
その時の様子を聴くと、彼らからはこんな答えが返ってきたのです。
「家や建物に影響はなさそうなんですが、人が歩いてないし、車も走ってません。
ゴーストタウンってこんな感じなんだろうなって思いました」
先生 その486
荷主さんの工場から、出荷が再開する目処がついたと聴いて、「出荷元のいわきのみなさんに御挨拶にいかなくちゃ」と思っていた矢先に、大きな余震があって一時断念。
今日、仕切り直して、いわき市にある荷主さんの物流子会社の事務所に行ってきました。
確かに彼らが言った通り、いわきの街は想像していたほどの被害は見えませんでした。
人、モノ、車の流れは、徐々に通常通りになってきているような気がします。
むしろ、使える道路が限られているせいか、GS以外でも渋滞しているところがいくつかありました。
一番お世話になっている先方の営業部長は、ボクの訪問を喜んでくれました。
震災後はメールでお見舞いをしていましたが、会うのはもちろん、喋るのも久しぶりのこと。
その他、いつもお世話になっている担当者さんたちが揃っていて、みなさんが元気におシゴトされている姿を見ただけで、ボクも嬉しくなってきます。
「家族は一時避難させたけど、今はみんなで揃って食事ができるようになったよ」
「運転手たちが『シゴトができる』って喜んでくれてさ。トラック動かせるって、ありがたいよなぁ」
そんな言葉を聴いているだけで、元気にするつもりで訪ねたボクの方が、元気になっちゃいました。
「何か困ったことや必要なことがあったら教えてくださいね」
「ありがとう。でも、お陰さまで見てのとおり、僕らはまだ救われているんだよ
専務の住んでいる辺りだって、大変だったんだろ?」
いくらお客様とはいえ、長いお付き合いの中で、ボク自身も不満に感じたりすることもありました。
それでも、僕らを気遣ってくれるみなさんの優しさが、心に染みました。
みなさん、本当に懐が深い人ばかりです。
おそらくは、この一か月は余震と放射能の不安が消えることはなかっただろうに・・・。
帰り道に通る、国道6号バイパスはボクの好きな道の一つ。通称「いわきサンシャインロード」
山桜が混じった山々や、遠くに見える青い海、太陽が西に傾いて綺麗に照らしている風景を見ながら、ちょっと複雑な気持ちになりました。
いわきは山も海も綺麗だし、魚介類も美味しい処。必ず復興できると信じてます。
さて問題です。
午前9時に家を出て、家からXmの道のりがある公園まで、毎分60mの早さで歩いて行き、公園で10分休んでから、同じ道のりを毎分120mの早さで走って家に帰ると、午前9時40分だった。
このとき、Xの値を求めなさい。
先生 その485
新学期が始まりましたが、早速長男が学力診断テストの結果を教えてくれました。
昨年から課題になっているのが、数学!!
方程式やら一次関数など、急に難しくなるので、かなり苦戦しているようです。
でも、彼が昨年お世話になり大好きな担任の先生は、数学の先生なんですけどね![]()
小島先生は、ボクより一回り若い男の先生。
担任を務める先生の中では最年少に近い存在なので、子供たちの心に寄り添ってくれます。
チームワークを大事にする先生のようで、体育祭では男女ともに団体競技はぶっちぎりの優勝![]()
特別熱いイケイケの先生というわけではありませんが、彼らのクラスが一番まとまっていたように感じます。
ちなみに冒頭の問題は、学力診断テストで彼が解けなかった問題の一つ。
「父ちゃん、これどうやって解くのかな?」
「・・・」
ボクなりに一生懸命考えました。
答えはすぐに分かったのだけど、これを方程式にどう当てはめるかが分かりません。
これを数学の先生だったら、どうやって教えるのだろう?
ふと、先日の学年懇談会で、小島先生が語っていた言葉が、頭によみがえってきました。
「ただ数字に強くなるために勉強するのでなく、文章問題やグラフから『読みとる』力をつけてもらえるように、教えていきたいと思っています」
ボクも決して得意とは言えませんが、今の子供たちは総じて応用問題が苦手。
国語でも数学でも英語でも、問題の意図を読み取る力が弱いとよく言われます。
小さいころから、答えばかりを用意しちゃうと、自分で考える習慣がなくなっちゃうんでしょうね。
親は選択肢を与えるソムリエになって、子供が答えを選ぶ時に、自分で考えさせることが大事なんだなと、今さら実感しています。
今年は先生が担任ではありませんが、数学は引き続き担当していただけるようです。
彼の成長を先生が喜んでもらえるように、親として応援していきます!!
で、肝心な冒頭の問題ですが・・・誰か、解法教えてください!!
確かに決算や来期の予定を聴いても、あまりおもしろくはないのですが、一つ楽しみなのがPTA会長がどんな話をしてくれるのか?
どんな思いを持っている人がリーダーなのかを知るチャンスです。
先生 その484
中学校のPTA会長さんは、就任してから今年で5年目。
ボクが小学校で会長になったときに、彼も中学校でPTA会長に就任したことを考えると・・・、信じられないほどに長く続けていらっしゃいます。
好きで続けているのか? それとも後継者を作ることに苦労しているのか?
いずれにしても、彼に優しい奉仕の心がなければ、継続できないことです。
そして中学校の役員たちは、約半数が小学校のPTAで同じチームを組んだ仲間たち。
でも彼ら彼女たちは、新しいチーム作りにワクワクしているというよりも、どことなく「やらされ感」と「あきらめ感」が漂っています。
話を聴いてみると、どうやらリーダーに対する不満が鬱積している様子です。
確かに、彼の優しさは優柔不断に見えるだろうし、イケイケで行動力のある彼ら彼女たちからすれば、何も目標を提示しないリーダーのもとでは、動きたくても動けない状態なのでしょう。
実際に今回の総会でも、会長挨拶は当たり障りのない話で終わってしまい、拍子抜けしちゃいました。
ただ、会長さんと話をしてみると、決して理念が無いわけではないのです。
ボクが現役だったころ、彼とは似たような理念をもっていたので、意気投合していたのですが、根回しが苦手で先生や仲間の共感を得られなかったようです。
すると「○○先生が・・・」「△△さんが・・・」という愚痴や不満になって、諦めてしまう。
「いいよなぁ、小学校は校長も教頭も役員も、みんな話が分かる人が揃ってるからなぁ」
何でも他人のせいにする話を聴いていると、嫌な気分になってしまい、ボクは段々と距離をおくようになってしまいました。
しかし、ボクも彼のことをとやかく言えないことを、今回のPTA総会で思い知ったのです。
今回のPTA総会では、校長、教頭の許可を得て、ティードリ
のチラシを配らせてもらいました。
ただ、役員さんへの根回しが足りず、総会の直前になって主旨を手短にお伝えする始末。
うまく説明ができなくて、せっかくのチャンスを十分に活かしきれなかったと思います。
そう、ボクも根回しというか、準備ができていなかったんですね![]()
PTAのような非営利組織では、準備や根回しなしに思いを実現することはできないと思います。
まさに「鏡の法則」ですね。相手の姿を評価する前に、自分の在り方や行動を見なおさないと!!
それでも、ティードリに興味を示してくれた役員さんや保護者の方が何人もいてくれたのは、とてもありがたいことでした。
「ドリプラ」という定義では無くても、子供たちと先生たちと親たちが夢を語れる学校になってくれることを信じて、自分らしく動いていきます。
