今回のチャリティードリプラで、ボクは全体の進行を担当させていただきました。

実行委員会の席上で「できれば、過去のドリプラを見てきて、流れが分かる人にお願いしたい」というこーちゃんの言葉に、ドリプラ2010のプレゼンターだったマーサと、「あんた、やってよあせるというアイコンタクト勝負に負けて、引き受けたのです。

経験も乏しい中で、千葉の心友だっちょ に助けてもらったお陰さまで、なんとか進行表と進行台本を書きあげることができました。


先生 その571


司会は小学校5年生のケンちゃんという男の子と、スターリィマン のはせがわゆきちゃん。

この二人になり切って妄想をふくらませながら、台本にセリフを書いていくのは難しいシゴトでした。


「だって、いなばっちには、同じ年くらいの息子がいるんだから、感覚わかるんじゃないの?」


はい、同じ年くらいの息子がいるのは事実です。

しかし、ケンちゃんはそんじょそこらの小学生とはわけが違う!!

何しろ彼の夢は「15歳で起業して、20歳で株式上場すること」です。


うちの息子たちを基準にして言葉を選ぶと、子供っぽすぎて気を悪くするだろうし、かといって大人っぽい言葉を選ぶと難しすぎる。

しかも、ゆきちゃんのように、咄嗟にアドリブが効くわけではないので、きっちりと一言一句間違えないように原稿を創らなければなりません。


ボクはこう見えて、体裁がきっちりさせたくなるタイプなので、セリフを書けない部分は空白のまま、ようは未完成の台本で、読み合わせやリハーサルを進めてもらいました。

当然何度も修正を入れたので、そのたびにケンちゃんは混乱したことだろうと思います。

そんな時にゆきちゃんがボクに代わって、まるでお母さんのように寄り添いながら、彼の思いや言葉を引き出してくれました。


そんな事情もあって、ゆきちゃんにはかなり頼り切ってしまいました。

うまく原稿が書けなかったセリフには、「ここは、ゆきちゃんの言葉で伝えてください」という、とてもザックリした指示にも関わらず、にっこりと「はい、わかりました」という心強い返事。

あまりにも機転が効く進行に、初めて見た人が「あの方、プロの人ですか?」という問い合わせも、多数いただきました。


そしてエンディングで披露してくれた、スターリィマンの絵本の朗読。

「ふるさと」をキーワードにした日本の美しい四季を描いたスライドに乗せて、ゆきちゃんのしっとり、かつ力強い朗読が、心にしみわたります。

ボクは感激屋さんなので、今回のイベント中は「怒らない」と同時に「泣かない」と決めて、自分の役目を果たしていたのですが、このシーンだけは涙が堪えられませんでした。


「人生は思い通りにならない、思っていた以上になる」という言葉を聴いたことがあります。

最初は「カッコよすぎだよぉ」と思っていたのですが、今になってその言葉がストンと腑に落ちました。

二人の見事なコンビネーションは、ボクがイメージしていた以上に、場の空気を善くしてくれました。


すべては我が師 -ぼくの好きな先生-
そして他にも、スムーズな進行をすすめてくれた立役者がいたのです。


(続く)