料理は嫌いじゃないので、基本的に毎日ご飯と弁当を作っているが、たまにやる気のない日が来る。そんな日はイギリス流超お手軽晩ごはん。冷凍のフライドポテトとフィッシュフィンガーと言われる魚のフライをオーブンで焼くのみ。お皿にも盛り付けず、大きめのボールに入れて一緒に食べるので、片づけはオーブン板とボールだけという作るのも片づけるのもかなり楽な手抜きごはん。

 

ダイエットのため油物を控えている旦那は、この手抜きごはんが嬉しいようで、「今日は手抜きごはんでいい?」と聞くと、「もちろんだよー」とうきうきで答えてくれる。

 

食べ終わった後に「僕が洗っとくよ」と言ってくれるのだが、旦那の「洗っとくよ」は「僕が洗いたいタイミングで」という意味なので要注意。いつまでたっても片付かなくて、結局私が洗うか、私にカミナリを落とされた後に旦那が洗うかの2択なのである。

 

私も一応「寝るまでに洗ってくれる?」と予防線を張る。「もちろんだよー」と旦那。その日は疲れていたので、期待せずにキッチンの片づけを放置して寝た。

 

次の日の朝。案の定洗われていなかった。

 

ジトーっと旦那を見ると、旦那もすぐ気づいて「今から洗うよー」と笑ってごまかす。まぁ、洗ってくれるならいいかと2階で用事を済ませてキッチンに行くと、洗ってあった…ボールだけ。シンクの横の旦那のお弁当箱も、オーブン板もそのままだったので、旦那に「お弁当箱とかそのままなんだけど?」とチクリと言うと、「あぁ!忘れてた!さっきボールを洗ってたら庭にリスがいてさ、写真をとったんだ。」と5歳児の言い訳をかます旦那。

 

でも旦那のことだから、本当にお弁当箱もオーブン板も目に入ってなかったんだと思う。あんなに大きいのに…。