実は約半年ほど前から、体にある症状が出て、まぁしばらくしたら治るかなと3か月ほど日本から持って来た薬を使っていた。その楽観的な期待は残念ながら叶うことなく、2月に近所のGP(かかりつけ医)に行くことになった。

 

そこで処方された薬を使ったが、緩和はしたものの完治することはなく、3月にも再度GPへ行った。日本語でかかりつけ医と言われると、日本でよく行った小児科の先生のような立ち位置を想像していたが、2回目にGPに行くと、1回目とは違う先生が担当してくれた。そうか…病院の規模にもよるんだろうけど、GPは初期判断をする場所で、同じ先生が診てくれるわけじゃないんだなぁと思いながら診察を受けた。

 

その先生に新しい薬を処方してもらい、先生の「7.8日でよくなるからねぇー」という言葉をもらい、あぁ、これで治るのか、よかったぁーと思ったのだが、残念ながら体の症状は一進一退状態で、来週3回目のGPとなる予定である。

 

先週、症状の改善があまり見られないので旦那に頼んで予約してもらったのだが、GPから提示された日程は2週間後の来週だった。まぁ、緊急性はないんだけど、連絡してから診察まで2週間もかかると辛いし、いつでも診てくれる日本の病院が恋しくなった。何より自分で診療科を選んで受診できるのがいい。GPでは専門医、専門の科が必要であると判断されたら、そこからGPを通じて改めての予約となる。そしてその予約はさらに1か月後だったり、1000人待ちですと言われたりする場合もある。そんなの待ってられないから、金持ちはプライベート医療に切り替える。

 

必要な診察や治療を受けるために、日本の何倍も待たなければいけない。その待っている間になくなる人だっている。ゆりかごから墓場まで…イギリスが謳う社会福祉制度はすでに崩壊している。