日本には口中調味(こうちゅうちょうみ)という色々な食材を口の中で混ぜ、味を調整しながら食べる習慣があり、日本人にとっては少しずついろいろな物を食べるというのは普通のことであると思う。

 

一方、イギリス人の旦那は口中調味の概念がないのか、野菜は野菜、肉は肉、米は米のように端から食べ進めるスタイル。昨日キーマカレーを作った時は、ごはんの上にキーマカレーをのせて、その上に温泉卵を乗せて出したんだけど、混ぜずに食べるから、見事にごはんだけ残り、最後は白ごはんだけ食べてた。

 

私としては、ごはんやパスタと一緒に食べられるように味付けしているので、単体で食べると味が濃すぎたり、また薄すぎると思うけれど、本人はあまり気にしていない様子で、何度もバランスよく食べ進めるんだよと言ってもそうしようとする兆しは一切ない。

 

因みに旦那はスープが嫌いなので、あまり作らないのだが、先日手羽元とキャベツのスープを作った時は、見事に具だけ食べてスープを残していた。私に「これは、スープだから汁まで飲みなさい。」と怒られしぶしぶ全部飲んでいた。

 

その時の経験からか、インスタントラーメンを作った時には「ほら、僕全部飲んだよ」と自慢げに空の器を見せてくれた。…残念、ラーメンはスープは飲まなくてもいいんだよなぁ。ってか、スープは添加物いっぱいだから、飲まない方がいいんだよと説明すると、とてもがっかりしていた。

 

確かに、どのスープは飲んで、どれは飲まないかは日本人にはわかっても、外国の人には難しいのかもしれない。