1ポンド、160円でも高いと思っていたのに、188円という現実を直視できない…2倍か。円をポンドに変えたとしたら、2分の1か…と両替を躊躇してしまう。今のところ両替する必要はないけれど、家を買うとなると必要かなと頭の中で電卓がカチャカチャなる。

 

普段生活する分には、だんだんと通常の物価がわかってきたので、日本円換算はしなくなってきたが、それでも日本食材を買う時なんかはやっぱり日本円でいくらか…と考えてしまう。醤油はどうしても日本製がいいので、何でこんなに高いねんと毒づきながらも買ってしまう。キッコーマンの醤油1リットルで7ポンドぐらい。日本円で1300円ほど…あかん、改めてその高さに驚愕してしまう。

 

料理酒はさいきん白ワインを使っているし、お酢は寿司酢を作るとき以外はモルトビネガーを使っている。モルトビネガーはイギリス人がフィッシュアンドチップスにかける酢で、米酢に比べるとちょっと酸味が強いけれど、ポテトサラダなんかに使う分には支障ない。日本の米酢が1リットルで8ポンド越え。日本円にして驚異の1500円越えである。輸入品ではなく、イギリス企業が作っている米酢も売っているが、150ミリリットルで2.5ポンドほどで少々お高め。それに比べてモルトビネガーは250ミリリットルで1ポンドほどである。さらにスーパーのプライベートブランドなら500ミリリットルで35ペンス。これならチビチビ使わなあかんと気にする必要もない。

 

さて、先日初めてインド系のスーパーに行った時、大根を発見。地元のスーパーでは白菜を1度見たことがあったものの、大根を見たことがなかったので、大根を発見した時は喜びと驚きで思わず手に取ってしまった。あぁ、どうやって食べようかと考え始めるうかれポンチの私。が、しかし大根3本で4ポンドという値段を見た瞬間現実に引き戻されてしまった。日本円で約750円…高すぎる。3本と言えど、一本一本がヒョロヒョロで、日本のあのずっしりした大根とは違うのだ。3本で日本の大根1本とちょっとぐらいか…。結局その後そっと大根を戻した。日本円に換算してしまったがために、買えなかった。まだまだイギリスの物価には慣れない模様。