旦那はなかなか複雑な家庭で育ったのだが、それが垣間見える瞬間がある。
とりあえず気になったのが、フォークやスプーンの持ち方だ。普通は下から親指と人差し指で包むように持つと思うのだが、旦那は上からグーの手で掴んで持つ。脇があがっていなかったので、しばらくその握り方に気がつかなかった。
旦那にその持ち方は食べにくくないか聞いたが、普通の持ち方の方が食べにくいと言う。今の歳までずっとその持ち方を続けて来たんだから、それが持ちやすいと体が思ってしまってるのだろう。
自分も小学1年生の時、旦那のようにスプーンを掴んで使っていた。ただ、私の場合は担任の先生に手をはたかれすぐに直した記憶がある。今はそんな手荒な注意はしないのだろうが、今正しい持ち方ができているなら結果オーライという世代である。普通なら子供の時に親が直すべき躾であるのだろうが、私の両親は共働きで死ぬほど忙しかったので、たぶん私のスプーンの持ち方がおかしかったことなど気づいていないだろう。
子供の頃に誰からも正しいマナーを教えてもらえなかった旦那はかわいそうだと思う。これから少しずつマナーを教えていこう。まぁ、旦那は嫌がるやろうけどな。