前回のつづき
そんな筈はないとはいえ
一応可能性もゼロではない
時を同じく進行している同士や先人達の症状などを調べまくったりして
それなりにソワソワするんですこんなクズだってにんげんだもの
調べれば調べるほど
世の女性達の体調不良の多いことにビビる
いやわたしときたら今のところ血の一滴もでませんし
気持ち悪いとか皆無だし
なあーんの症状もないしまるで元気だし
日を追うごとに
いややっぱりこれは『ない』わな
と確信だけが積み重なっていく
超初期症状なんてものは
願望が作り出した幻想のようなものなのではないかと思うけども
さて判定日当日
この日は平日だったが採血だけってことだったし
午後から仕事余裕だろということで午前半休だけとった
9時半すぎに病院着
10分後採血
はよ呼んで終わりにしてくれ
もう次の病院も決めてある故
負け戦は不本意ではあるが仕方がない
この頃はもうソワソワもほぼ消え失せて
とにかく次の病院への期待感でむしろワクワクだった
診察室に呼ばれたのは1時間後
院長先生の部屋だった
まあアナタから始まりましたからね
移植もアナタでしたもんね
最後もアナタで〆なのね
などと思いながらしずしずと入室
さあ解っていますよそんな筈は‥
苗字さんネ
妊娠反応出てますネ
‥あるんかい
院長先生は無表情でスッと小さな紙片を差し出した
P4 40.0
hCG 540.4
えええー!
わたしなーんも症状とかないんですけどほんとですか?
数値でてますネェ
信じられなあい!
まあねえ心拍確認までが最大の難関だからネェ
継続しないことにはネェ
あっはいそうねそうね
とりあえず薬も終わりでいいですヨ
次は胎嚢確認になるので5日後に来てくださいネ
あっさり終了し呆然と退室
そこで思い出した
しまった
あまりの衝撃に赤いぽつぽつの薬を使っていいのか聞くの忘れた
一応わずかでも可能性があるうちは抗生剤はやめておこうということで飲まずにいたのだった
処置室の看護師さんに事情を説明
お薬手帳を渡して院長先生に聞いてもらったところ
抗生剤は飲まずに再度皮膚科に行って
妊娠していることを伝えて改めて処方してもらってください
とのこと
妊娠‥しているんだってわたしまじかよ
30分後会計
¥5,210-
やっすぅー!もはや金銭感覚がバグっている
それにしても
8回採卵して たった1個だけ凍結できて
その1個が不惑オーバーのこの身体に一発でくっついた
これは一体どんな確率なのだろう
ちなみに
今回のドミノで採った卵も6日目まで粘ったものの
結局凍結できず
正真正銘の『たった1個』が確定していた
こんなことならもっと早く移植に踏み切るべきだった
いや今だからってこともあるかもしれないしな
などと
いろんな思いがぐるぐるしつつ
あまりの信じられなさに今更ながら
妊娠検査薬を買って帰って試してみたらくっきりはっきり線が出た
逆に信じられなさが増してもう意味がわからない
困惑しながらも涼しいツラで仕事をこなし
夕方再度外出
説明がめんどくさいので昨日とは別の皮膚科へ
そこで女医さんが言った
お風呂 ジャバしてますカ?
‥え?
部位的に風呂での緑膿菌感染が疑われるとのこと
免疫が下がっていたりすると感染することがあるらしい
えええ‥
わたしの免疫どこさ行った
恐らく全部子宮さ行った
ところで
まさかの風呂!
身に覚えありすぎる!
だって移植周期は風呂!って連日欠かさず入った
し!
やだ誤解しないで!
そんな汚ねえ風呂じゃないのよ!ほんとよ!
だって一応新築の部類だし!
ちゃんとお掃除だってしてるし!
でも配管まではそんなこまめにしてなかったな確かに
こっわー
念の為 組織を検査に回してもらって
妊娠中でも塗布可の薬のみ処方
会計にさらにやっすぅー!と感動して
帰りにジャバ買って帰った
ジャバって商標なのにもはや総称
こうして心身ともに忙しすぎる1日が終わった
もう風呂はこわくて入れない
