つまり新生児集中治療室ですね
うちのたぬさんも早産児です。
Nっ子写真が可愛すぎて
超可愛いすぎて実物より惚れてしまったのは内緒です
これを見るたびに、ここまで（コット移床）行き着くのにどれだけ頑張ったかが分かるので、見るたびに泣けてきます。
それと同時にお義母さん頑張ったんだなーというのもとても伝わってきたので、結婚式で写真を活用させていただきました。
新生児集中治療室にいらっしゃる方々に多いのは
早産
分娩時トラブル
先天性異常
消化管疾患
などなど
そのなかで早産児といってもそれぞれで
22週で生まれてしまった方もいらっしゃれば、35週で生まれた方もいらっしゃる。
おなかの中にいた週数が違えば持って生まれた機能も命の予後もぜんぜん違います。
今日は卒乳相談で声をかけていただいて
とってもたくましい１歳児さんとママさんとお会いしました。
「卒乳を決めたら母乳が始まったところから振り返って、悔いが残らないようにお母さんもあげきりましょう」とお話をしながらふと母子手帳を見たら
29週でお産をされていて
ちょっとお話を伺いました。
お腹が張るなと思って今思えばそれが普通じゃなかったこと
お腹が痛いと思ったけど陣痛ではないと思ったこと
入院中痛いと伝えたけど「痛くて入院したんだから我慢してください」と言われて、言葉を飲み込んでしまったこと
搬送中に点滴を上げたけど限界まで上げたけど生まれてしまったこと
産後2ヶ月離れ離れだったこと
義姉妹が近い時期に産んで授乳を上げていて、何で私の赤ちゃんはいないんだろうとおっぱいを搾りながら悲しくなったこと
週数相当より大きかったから強かったと言われたこと
流産がつらいのは「描いた未来が奪われること」といいますが
早産がつらいのは「描いた未来が奪われ、さらにシビアな現実を直視して生きなければならないこと」
＊比較してどっちがいい悪いという話ではありません
予定外に早く生まれてしまったショックと
満期までお腹の中で守れなかった罪悪感
と同時に突きつけられる生命予後や障害の話
障害が残るなら助けなくていい
殺してください
なんでこんなことになったんだ
○○ちゃんを返して！
そんな叫びも現実の話です。
退院しても今度は子育てが心配で
成長も他の子と違って修正月齢で
（産まれた日じゃなくて予定日からの誕生を想定した月齢で色々確認します）
身体が小さいうちは不安なこともたくさんあって
フォローで外来も何回もあって
無事に退院して終わりじゃないのも嬉しいような大変なような。。。
いろいろ語ってくださったママさんの疑問にもお答えしつつ
あまりにちょっと・・・という部分には同じ医療者として謝りました。
謝られずにはいられませんでした。
今だからこそ普通に話せること
今だから人にも言えること
「なんか、すごく気持ちが楽になって来て良かったです」と笑顔で帰って行かれました。
お産のそのときの傷は
日々の生活に埋もれて次第に心の奥に隠れて行くけど、
なんでそうだったんだろう
なんでこうなっちゃったんだろう
癒えることが出来なかったその傷は
老年期に入ってから語りだすことがあるから
（老人ホームの入居者さんが教えてくださいました）
でも、語ることで
語り続けることで
私はこう思ってた
私はこうだった
自分の中でこうだったんだと語り続けることで
少しずつ受け入れられることもあるから
語る場は大事だと思うのです。
（普通に話してもドン引きされたり可哀想がられたりもしますから）
N時代に担当していた子のママたちとはいまだに年賀状をやり取りしています。
毎年大きくなる子どもたちの近況や成長が見守れるのがひそかな喜びです。
出逢うそれぞれの方々の心がひとつでも楽になって
前を向いて歩いて行けますように。
そうやって、
今よりもたくさんの方に出会うために
NICUの看護師ではなくて
助産師という道を志した
それもひとつのきっかけだったということを
思い出した初夏の夕暮れなのでした。
（このお話は匿名の範囲内で記載の許可をお母さんから頂いています。）
いつもありがとうございます。
あなたが今日も笑っていられますように
授かりマインドで宿す8つのステップ、コウノトリ式妊活無料メールセミナー 登録受付中
（私の妊活ブログへ飛びます）
ブログに書けない濃い情報や各種お得な先行情報は無料メルマガからどうぞ
無料メルマガ→
メニュー一覧→
予約日＆月間スケジュール→
お客様の声→
ご質問・お問い合わせ→