夫さんはいつも私から「ぴちっと君」といじられる程 ぴちっとしていた。 あらゆる面でそうなのだが。 その1つが 毎日の夕方のルーティン。

 私達は自宅自営で二人で会社をしていた。 夫さんはいつも仕事締めの夕方になると 自販機からキンキンに冷えたビールを・・500×2本・・を買ってきて。 「グーと飲んで」 次にタバコを ゆっくりふかす。

 

 それから おもむろに小銭ようサイフをとりだして。 1円、5円玉を机の下に置いた 大きいガラス瓶に ジャラーンといれる。

 そんな夫さんの13回忌を今年すませた。 夫さんの物は形見分けも含めだいぶ整理したが。 まだ残っている。

その一つがガラス瓶いっぱいの1円、5円。 今は時代もかわり1円玉はやっかいもの。 お賽銭箱にも「1円玉は入れないでください」と張り紙がある。 金融機関にも迷惑がられる。

 

 私は 早朝リハビリで歩行器を押しながら・・雨の日以外・・毎日コンビニ往復している。 朝の光、コンビニでのカフェラテは 私の希望の光だ。良かった、きょうも歩けた。 いつもコンビニペイで払うのできがつかなかったけど。 ふっとみると「レジ袋有料。大7円、中5円、小3円」とある。 「すみません。このレジ袋だけ現金で買ってよいですか」「はい。大丈夫ですよ」と 嬉しい返事。

 次の日から 来る日も来る日も15円もって コンビニでレジ袋3枚買ってきている。 だいぶ袋もたまったけど、まだビンの 1円、5円も残っている。