ひっさびさにスーツをまとい、横浜まで足を伸ばした。
高校演劇部時代の友人の結婚式参列及び披露宴出席の為だ。
僕を含めた同部男3人女3人は卒業してからも定期的に飲んでいる、僕にとっては希少な間柄。
仲良しと言うべきか、くされ縁と表現すべきか、因縁の仲か。
皆外見こそ変わらないが、中には三児の父もいる。
一番上の子は今年から中学というから驚きだ。
赤子を連れてきた女友達もいて、それをあやす男友達の姿は父親のそれだった。
皆、変わらないようで変わっている。
そんな中の1人がまたお嫁に行った。
宴の途中で流れる定番の「生まれてからこれまで」みたいなVTRを見ると、僕はいつも涙ぐんでしまう。
人はそれぞれ誰かと誰かの間に生まれ、色んなことを経験し、泣いたり笑ったり、希望を持ったり挫折したり、出会ったり別れたりを繰り返しながら生きてるんだなぁと改めて思うから。
そして、高校時代からその友人自体は知っているのに、彼女が歩んできた人生の殆どを実はそこまで知らなかったということに、愕然としつつもどこか感慨深いものがあるのだ。
要は、みんな一生懸命生きてるんだなぁと。
そして目頭が熱くなってしまう。
横浜からの帰り道、残るは僕1人か…とちょっと寂しくなった。