大器晩成型中間管理職の野望 -4ページ目

ガンなんかに負けるな 9

10月 1週目。


ようやく眠りの状態から覚める治療へと移る。


病室で先生が大きな声で話しかけている。


25日間寝ていたこと、今の時間は12時を過ぎたところ。


どうのような意思表示をしたかわからないが


まだ食べられないし飲めないよと先生に言われている。


でも ぼーっとして理解できていないのでは?



翌日、


人工呼吸器を一時的に外して


レントゲン撮影をする。


食道が太く、小腸が細いため 


食物を与えても逆流する可能性ありとの判断から


体を起した状態で水だけを与えることとする。


やはり息苦しいとの意思表示があり、


呼吸器はまだ装着状態にする。



翌々日


現在の酸素量(肺活量?)が300ccで


400ccまでくれば人工呼吸器を外したいと先生から言われる。


それが取れれば、かすれながらも声を出すことができるだろうとのこと。


そこまでするには来週になるだろうとのこと。


近いうちに水だけでなくゼリーのようなものを


食べさせてあげたいと言われる。


浦島太郎状態で現実とのギャップがあるためか


ボケーっとしていて


前に話したことを覚えているものかは確認できない。


その場の質問は理解しているようなので


首を縦に振るか横に振るかでコミュニケーションを


取ることとする。



ガンなんかに負けるな 8

人工呼吸器が外せるかもしれない


期待の第1週が終わってしまいました。


睡眠薬の効き目も悪くなり


最初の頃と比べると3倍になってしまったようです。


それでも親父は常に痛そうに顔を歪ませている。


見ているのがつらく、すぐに看護士を呼びたくなる。


こちらの話し声や気配で多少甘えがあるのかもしれないが


それにしても痛そう。


どういう意識でいるのかわからないが、


こちらの質問にうなずく。


これは回復方向なのか? 期待していいのか?


10月1日に上手くいけば


人工呼吸器が外せるそうだ。


そうなれば体も動かすことができ


回復へのカウントダウンが始まるのでしょう。


ものすごく期待しています。


もうガッカリさせるようなことはなくしてほしい。



看護士さんが巨人が勝っていること


首相が変わったことを話しても


反応しないと嘆いていました。


「何が好きなんですかね」って聞かれたんで


『水戸黄門』 って言っておきました。


あの若い看護士さんは


水戸黄門なんて知ってるの?


話は弾むのでしょうか?




ガンなんかに負けるな 7

親父はちょうど一年前くらい


肺に水が溜まり、この病院に入院していた。


今回の入院が長引いている原因の一つでもある


呼吸系の心配をしていたが、


どうやら2日前ほどから肺に水が溜まり


抜く作業をしているらしい。


今朝、様子を見に行ったが


言われてみれば新しい機械が設置されていていた。


昨日は気が付かなかったが確かに増えている。



今日は寝たままなのでこのまま会社に向かいましょう。