音を出す時には、息が束なって唇を通過する。で、唇が震える。

 

息を吐くあるいは吹くという行為は意外に自在なもので、口腔内に息を溜めてただそれをふっと吹き出すこともできれば、腹など意識せずに胸だけで息を出し入れすることもできる。むしろ楽だ。

 

が、それでは良い音は出ませんよということらしい。

 

息は口あるいは鼻から入り、胸を膨らませ腹を膨らませるようにして上半身の内側いっぱいに溜め込まれる。いっぱいにまで溜め込まれた状況は、よくマヨネーズや歯磨きをいっぱいに格納したチューブ型の入れ物に喩えられる。

 

で、チューブに外圧を掛ければ息(マヨネーズ、練り歯磨き)は出てくる。この、出方が問題だという話。

 

パンパンに張ったチューブはどこを押しても息(マヨネーズ、練り歯磨き)は出せるけど、できれば全体を等圧で押したほうがよさそうだという感触。長続きする。

 

息を吹き込まなければ音は出ないので、長く途切れずに息を出していく(ロングブレス)ことは大事で、そのためには口呼吸や胸呼吸ではなくて上半身全体呼吸というか、チューブ全体を圧する意識が必要だという感じ。

実は昨日が吹き初め。

 

家庭事情により高いレンタル料を払って電車で数駅先のスタジオへ。

 

恐る恐る音を出してみました。

 

先生が言われる通り、最初はロングトーン。音を小さくするのではなく、響きの良い音を最小限の労力で吹ける感覚を探る。

 

労力とは何か?

 

一つには、力が抜けていること。自分は特に高音を出す際に顔を真っ赤にして唇をカチカチに硬くして吹き込んでいる。。。ということなので、顔面の力がとにかく抜けていることが一つ。

 

息はしっかり出していくこと。そうしないとそもそも音が出ません。でも肩に力を入れたらダメで、腹式呼吸というか、胴体をマヨネーズの入れ物みたいにイメージして、フーッと膨らませ、キューッと絞り出す。その時に、肩には力が入らないように注意する。

 

やってみました。

 

まずは定番というか、最初の音出しは「ソ」(実音F)から。

 

メトロノームを60にセットして、四分音符4つ分。4秒。

 

あー。なかなか良い音が出ません。

 

これだけで、10回くらい試行錯誤。だんだん、良い音が出てくるようになったなーというところで30分経過。スタジオ代にすれば300円何費消されました。あー、自宅で練習できればなー。

 

ロングトーンで良い音が出せるようになったら、その感覚を持ち込んでリップスラーやタンギングに移行。これまた容易ではありませんが、ロングトーンでの「良い音」をエチュードで発揮するためには絶対必要な過程と認識していますので頑張りました。

 

2時間の練習を終えての感想とすれば、ロングトーンならなんとか良い音が出せる。でもリップスラーで既にダメ。エチュードが全体として良い音で吹けるかといえば全然ダメ。でも、ポツリポツリと良い音が出ますので、そんなに絶望的な感じではないです。練習あるのみ。

 

なお唇にマウスピースを当てる圧が今のところ強すぎるみたいで、これをもっとソフトにできれば疲れないで済むのかなと考え始めました。

 

ロングトーン:最小限の力で唇を震わせて音を響かせる。mp

 

タンギング:だんだん速いテンポにしていく。ロングトーンの時との唇の違いが出てくる。mf

 

リップスラー:タンギングで掴んだキレのある音色を維持しながら音程を上下させる。

 

エチュード:リップスラーを活かしながら曲を吹いてみる。

自分があまりにも唇に力を入れすぎて、音を出すのに苦労しているのを見かねた師匠は、ロングトーンの練習を推奨されました。

 

吹き方に注意事項があって、必要最小限の筋力で音を出すと。小さな音を出すということではなく、響きのある良い音を、できる限り力まずに出してみなさい、それをロングトーンで一定の時間、吹きなさいとのこと。

 

マウスイースに唇を当てて、息をはけb音が出る、というものでは実はないということに気付かされたところです。唇が震えるには、それなりの風量というか、息の量とスピードは必要で、それがでかいほど燃費が悪いと言えましょう。燃費良く良い音を出すこと。イメージはわかりました。

 

あれこれ試していくと、今まで「ひょっとこ」みたいな唇の形になっていたのが、だんだんと「ただ閉じている唇」に近づいてきたのを感じます。ひょっとこ唇は具合が悪い。「ただ閉じている唇」は唇を使って音程を変化させるのに不向きなので、自然と舌の上下運動で音程を取ろうとし始めます。

 

師匠から、ロングトーンの次にやりなさいと言われたのが八分音符16連続のタンギング。同じ音程で。高音で1回、中低音で2回くらい。やっぱりここでも、ひょっとこ唇だと最後まで綺麗に音を出すことができません。唇は自然と「ただ閉じている唇」になっていきます。

 

ただ閉じている唇でさらに高い音(具体的にはE(実音D)から上)は出せるのか?そしてそれは楽なのか?これが次の疑問、あるいは課題となります。

クリスマスの音曲を練習。

プラスしてソニー・ロリンズ2曲。

 

上のラ(実音G)まで使う。

その準備運動。

 

先生は、高音に上げていくときは下顎を前に出しなさい、上唇と下唇を擦るようにして下唇を顎ごと前に出す。

これの感覚が掴めたら、すごく速いテンポでも音程変化ができるようになりますよ。

 

できませんでした。

下顎を前に出すのは難しい。

 

これまた習うより慣れろかな。