「さわや書店発POP教室「」開催報告(2020年8/30ZOOM配信) | 『5時からアイドル』まきりん社長ブログ

『5時からアイドル』まきりん社長ブログ

朝は「仕出し屋まきりん」からスタートし、昼は「株式会社のびあという企画とPR会社の社長」、夕方は「5時からアイドルまきりん」となる人のブログです。
もと金髪長女とW王子こと双子男子の母で岩手県滝沢市在住。
カラオケの十八番は「あゝ無情」

書店員さんが書いた手書きのPOPで全国的に有名なさわや書店さん。

 

さわや書店の栗澤部長をお招きし,そのPOP教室をZOOM配信しました。

 

 

▼このご時世なので初のフェイスシールドをつけて。

このフェイスシールドで冒頭にハプニングがありました(笑)

 

 

 

 

私は常々「自分が受けたい講座を開く」ようにしているのですが

今回もやっていて,すごくおもしろかったです。

 

 

というのは,今回の講座は,POPの技術指導という美術的な内容ではなく,

昭和22年に創業した地方の老舗書店が

ネット書店に負けないための販売戦略や,

ヒストリーをお聞きしたような回だったからです。

 

 

これ,個人事業主さんや会社経営者の方に

お聞かせしたかったなあ。

 

 

まずは,なぜさわや書店が手書きPOPを始めたかという経緯からお聞きしました。

 

それはひとことでいうと

「全国同じ金太郎飴書店からの脱却を目指して」というもの。

 

 

書店はその再販売価格維持制度により

全国どこへ行っても同じ書物が同じ値段で売られている。

それこそ,出販社が作ったPOPが一律配布されるようになってからは

さらにこの金太郎飴書店化に拍車がかかったそうです。

 

 

そんななかで,さわや書店が目指したのは

「顔の見える書店」

 

 

それには,出販社や取次からいわれた本を売るだけではなく

書店員が売りたい本を売る!というという営業戦略がありました。

 

 

今,街の本屋を脅かすものといえばネット書店に電子書籍,,,

だと私個人は思っているのですが

ネット書店にはできない方法で「売りたい本を売った」といえば

なんといっても,「文庫X」

 

 

 

 

本の名前,著者名,出販社をカバーで隠し,

お知らせしたのは

値段とノンフィクションであるということだけ。

 

 

そして,「どうしても読んでほしい810円がここにある」というキャッチコピーと

なぜ読んでほしいのかの思いをカバーに自筆で書き,販売した。

 

この手法が全国の書店に飛び火し,2016年7月から11月までで

もともとの3万部が18万部売れたというから本当に凄い。

 

「文庫X」詳細はこちら

https://www.shinchosha.co.jp/news/article/303/

 

 

そして,

さわや書店が書くPOPは

「アイキャッチ型」といわれるビジュアル中心のものと

「おすすめ提案型」といわれる文章中心のものとがあるそうです。

 

 

講座では,それぞれのPOP例を紹介していただき

どこがポイントなのかをお話していただきました。

 

 

▼アイキャッチ型

これは,POPがなければ手にはとらない本だと思います。

 

 

 

なぜか写真が横になるけど,これはアイキャッチ型の典型だそうです。

「ボニンって何?」といわせて本を手にとればしめたもの。
 

 

 

▼おすすめ提案型

これこそ,私のなかのさわや書店POPイメージです。

フェザン店に多いかな?

 

 

わりとシンプルな形のPOP

 

 

なお,POPはさわや各店でそれぞれ描いているそうで

店ごとの特長も違うそう。

本店は,マスキングテープ使いが多いとか。

 

 

 

そして,大切なことは

 

POPは広告,伝えたい人がいるということ!

つまり,自己満足ではなく,誰かに伝える手段。

 

 

これは,広告屋の私にとって

広告の原点に立ち返るような言葉となりました。

「誰にそれを伝えたいのか」

  

 

 

今回,受講者特典として

「あなたの書いたPOPを10/1~さわや書店に展示します」

というご協力をいただきました。

 

 

録画視聴者には視聴用URLをお渡ししたのが昨日なので

昨日からのスタートになりますが

期日までにぜひ仕上げて,POPデビュウしてください。

 

そして

追加で録画視聴,ご希望の方は㈱のびあHPでお問い合わせを。

有料となります。

(ZOOM配信と同じお値段です)

 

 

◆「女子力は企業を救う、街を救う」◆

岩手で女子目線の広告一般・PRなら
株式会社のびあへお任せください

 

女子100人委員会 」はこちら