51才でも「人生初」ということは、あるわけで、
初めて行った土地、
初めて食べた物、
こういうのは楽しいわよね。
今日、私は
生まれて初めて、
鼻から「胃カメラ」を挿入してきたわ！！
はい、人間ドッグですの。
しかし、健診専門の機関ってのは、今や「どうなってんのかなあ～？」
と思うほど、ゴージャスだ。
まあ、ホテルなみですわね。
「受付のお姉さん」というより、コンシェルジェというのだろうか？
スッチーみたいな制服着て、にこやかにご挨拶。
出すのが「問診票」と「検便」の袋でなければ
ほんとホテルのフロントですわよ。
あちこちに、マッサージチェアーはあるし、
イスは高級そうだし
・・などど楽しんでいたのもつかの間。
尿検査、血液検査、体重測定、あら、胴囲も測りますのね・・とコースが始まった。
実は、わたし、バリウムが大の苦手で
ゲップを我慢しながら、歯磨き粉みたいな液を大量に飲み,
宇宙遊泳さながら、ぐらんぐらんさせられる。
あれが恐怖なんです。
そこで、今回は、7000円の差額を払って
胃カメラに変更。
まわりに聞いたら「絶対に楽」という
「鼻から胃カメラ」に挑戦してみたのだ。
しかし、胃カメラ以外にも、私にとって苦手なものはあり
「ああーー、そういえばそうだった」と思いだしたのが
「肺活量」の検査。
私、ヨガでもそうなんだけれど
「はいて」「吸って」の呼吸が苦手なんだよね。
生きているのに、呼吸が苦手なのよ。
今回もこの肺活量は鬼門だった。
口をアパンとあけてるつもりはないのに
なんだか息が漏れるらしく、3回もやりなおしになった。
3回も「思いっきり、ふーー！！とはいて。まだまだ」
などとやってたら、最後なんて虫の息だったよ。ほんと。
そのほかにもエコー検査の
「お腹をポンとだして」も苦手だったけれど
胃腸の検査に比べれば、へでもなかったのね・・・.。
そう。今日、人生初の出来事！！
いよいよ、その胃カメラはやってきた。
まずは、鼻をひろげる薬とやらを、シャー、シャーといれられる。
のむと苦いし、鼻水たれてるような気がする。
そして、もっと苦かった、うがい薬の超マズイ感じの麻酔がかけられ，
さらに、鼻のなかにゼリーも塗られた。
（このゼリーがどう見ても、透明な鼻くそに見えるのだ）
で、横になり
女医さんが、長いコードを持ってやってきた。
ちなみにうちの実母ことＫＳＢＢＡ1号は
「鼻からの方が楽よ。全然痛くなかったわ～」といっていたのだが
あのね
すんごく痛かったよ。
頭を後ろで、ガシッとおさえられ
鼻腔からのどの方へ通る瞬間、もうどっかに穴あいたんじゃないかと
思ったもの。
あまりの痛さに、目から涙が流れる。
どうやら、私、鼻腔が狭いんですって。
もうさ、鼻というよりは、貫通して後ろの頭まで痛いのよ。
そして、胃をグリグリし、カメラを引っこ抜くときも痛かった。。。
昔、一度だけ、「口から胃カメラ」したことあるけど
むせて、吐きそうにはなったが
通ってしまえば、あとは一緒に画面見ながらの平穏な時間もあった気がする。
来年は、「口から胃カメラにする」
途中で、看護婦さんが「大丈夫ですか？」と聞いてきたので
ほんとに、とんでもなくつらそうな顔してたんでしょう、私。
しかも戦い済んで、鏡を見れば
「鼻にぬったゼリーがひっからびた透明な鼻くそ」のように
カピカピしてるじゃないの。
久々にみた情けない顔よお・・・・
こうして、身体のあっちこっちを押されたり、広げたりして
人間ドッグは終了した。
唯一の楽しみは、昼食。
「塩分3グラムの食事」を、堪能してきました。。。
こういうのを「素材の味を活かした」と形容するんだろうなあ。
（マズイわけではないが、味がほんとに薄い）
麻酔がきいていて，すぐ食べれなかったりして，
昼休み時間もたいしてなかったのだが
「自費負担35000円弱、元をとらねば！！」、
と、ケチな私は足湯にもつかったぞ。
その時間、5分・・だったけど
戦いは終わった・・・。
帰宅してから時間随分たつけど
鼻のカピカピはとれたものの
まだ鼻からまっすぐ貫通してるような気がする。
結果は２週間後に郵送ですって・・・。
その頃には、「鼻から胃カメラ」の恐怖体験が
薄らいでいるのだろうか・・・？
※個人差があるそうで，鼻腔の広い方は
「鼻からが楽。全然苦しくない」と言っております。
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