5.3トランプ大統領と彼の仲間は1月6日に副大統領に対する圧力を行使し続け、副大統領の生命と我が国の民主主義を脅かした

2021年1月6日:トランプ大統領は、副大統領には選挙の結果に果たすべき役割があると1月6日の朝に数回のツイートで偽を主張し続けた

大統領が着手し、バノン、ナヴァロその他によって強化された公然たる圧力にもかかわらず、ペンス副大統領の決心にはいかなるあいまいさもなかった。1月6日までに、トランプ大統領は、何回もペンス副大統領はいかなる州からの認証された票も拒否するつもりはないと告げられた。ペンス副大統領はまた、手続きを遅らせるために動き、州に選挙人を差し戻すつもりもなかった。いずれの動きも違法であり、ペンス副大統領が法を破り、合衆国憲法に対する彼の宣誓に背くことを要求するものであった。ペンスは、トランプ大統領に対して彼の決定を「何度も」明確にし、トランプ大統領の要求を拒否することについて極めて首尾一貫していた。トランプ大統領は、いずれにしても副大統領に公然と圧力を行使し続けた。

1月6日の午前1時00分、トランプ大統領はツイートした。:
「もしペンス副大統領が我々のためになすべき事を成し遂げてくれるなら、我々は大統領選挙に勝利する。多くの州が、彼らの州議会によって承認されていない(承認されなければならない)プロセスにおいて不正確で不正である数を認証するうえで犯した間違いの認証を取り消したいと望んでいる。マイクはそれを送り返すことができる。」

その日の朝のより遅い時間の午前8時17分に、トランプは再びツイートした。:
「州は彼らの票を訂正したがっている。それらの票は違反と不正に基づいたものだったと彼らは知っているものであり、さらに不正な手続きは決して議会の承認を経ていなかった。マイク・ペンスがなすべきことのすべては、それらを州に返送することであり、それで我々は勝利する。そうすべきだ、マイク、今は極めて勇気が必要な時なのだ!」

そして午前8時22分に、トランプ大統領は再びツイートし、あたかも選挙日の国民の投票と選挙人団は重要な問題ではないかの如く、連邦議会が彼を選ぶよう提案を行った。:
「共和党そしてより重要なことに我が国は、かつてなく大統領を必要としている。拒否する権限だ!強くあれ!」

トランプ大統領のツイートは、共和党州議会が単純に彼に勝利を与えてくれることになると彼が考えていたことを明らかにした。トランプ大統領は、この点を強調し、ペンス副大統領が言うことを聞くなら、「我々が勝利する」と二回書いた。しかしながら、ペンス副大統領の姿勢に変化のいかなる兆候もなかった。真実の瞬間が迫りつつあった。

2021年1月6日:トランプ大統領は、「エリプス」での彼の集会の前にペンス副大統領と「白熱した」会話を持った

トランプ大統領は、その日の朝早く、電話でペンス副大統領に接触しようとした。最終的に、午前11時20分にペンス副大統領と話をした。会話はすぐに激しい議論になった。

大統領法律顧問室の弁護士である エリック・ハーシュマンは、その会話をふと耳にした。トランプ大統領の家族とその他のホワイトハウス職員もその場に居合わせた。ハーシュマンは、「会話はすべて静かな口調で始まったが、その後白熱したものとなった」と、回想した。イヴァンカ・トランプもまた、電話は「極めて白熱したものだった」と述べた。イヴァンカ・トランプは、「それは、私が彼が副大統領と話すのをこれまでに聞いた時とは異なる口調だった」と詳しく説明した。イヴァンカは、彼女の首席補佐官であったジュリー・ラドフォードに「父さんはペンス副大統領と不穏な話をした」と告げた。トランプ大統領は、ペンス副大統領を「Pで始まる女性を軽蔑する用語」で呼ぶことさえした。

トランプ大統領の個人的秘書(通常「付き人」として知られている)のニック・ルナもまたその会話の時に大統領執務室内に居た。ルナは、トランプ大統領がペンス副大統領を電話で「意気地なし」と呼び、「ペンスを副大統領候補に選んだことで間違った決定を行った」と付け加えたと、特別委員会に証言した。

ペンス副大統領の国家安全保障担当補佐官であったキース・ケロッグも、会話を聞いていた。「トランプ大統領は、いいか、君には連中(選挙人たち)をそれぞれの州に戻す法的権限があるのだと副大統領に告げた」とケロッグは、特別委員会に証言した。トランプ大統領は、ペンス副大統領には一定の選挙人団の票を拒否する「憲法上の権限がある」と言い張った。ペンス副大統領が意見を変えようとしなかったとき、トランプ大統領は、「君は、その判定を行うほどに十分なたくましさが欠けている」と告げた。

しかし、ペンス副大統領は脅しに屈することはなかった。その時には自分のレジデンスに居たペンス副大統領は、その日の後刻に発表しようとしていた声明文を最終的な文言に仕上げるためにグレッグ・ジェーコブと会議をしていた。大統領が電話をしてきたとき、ペンスは電話に応じるためにその場を離れた。ジェーコブによれば、ペンスは、戻ったとき電話について彼は何も話さなかったが、部屋に再び入ってきたとき、「硬い表情で、断固としており、厳しそうな」態度であるように見えたとのことであった。

2021年1月6日:トランプ、イーストマンそしてジュリアーニは、「エリプス」での集会でペンス副大統領に圧力をかけ続けた

ペンス副大統領の断固たるスタンスにもかかわらず、トランプ大統領と彼の外部弁護士は、公然たる圧力を激化させた。

1月6日の朝、ホワイトハウスのすぐ南側にある公園「エリプス」で開催される集会で大統領その他の発言を聞くために、トランプ大統領の勧めで、数千人が集まった。トランプ大統領が話をする前に、イーストマンがジュリアーニと共に登壇した。両名は副大統領に対する大統領の公然たるプレッシャーをさらに高めることになるが、ジュリアーニが「エリプス」で話をしたとき、彼はイーストマンが概要を話したことは実際には決して起こらないだろうということをすでに知っていた。

その日の朝の午前9時31分に、ジュリアーニは、突然ホワイトハウスの弁護士エリック・ハーシュマンに電話をかけ、イーストマンの理論の実際的な含意に関するハーシュマンの見解と分析について尋ねた。ハーシュマンによれば、「副大統領の役割に関する知的な議論の後、ジュリアーニは、「イーストマンが提案したことの」実際の含意はほとんど不可能であるということに同意した。ハーシュマンとのこの約5分30秒の会話の後、ジュリアーニは、午前9時41分と9時53分に二回ほどホワイトハウスに電話をかけた。

ジュリアーニは、彼と一緒に登壇したイーストマンが自分は「合衆国の澄明な憲法学者の一人である」と主張していることに気付いた。

ジュリアーニは、「ペンス副大統領がこれらの不正な票の有効性を判定するか、州議会にそれを送り返し、州議会が最終的にそれらの判定を終わらせるまでに5日から10日の日数を付与することができる」と述べた。ジュリアーニは、彼らが「我々にそうするように要請する5州の議会からの書簡を持っている」と付け加えた。それは事実ではなかった。ジュリアーニ、イーストマンそしてトランプ大統領のその他の仲間たちが何とか調達することができたのは、州議会議員個人あるいは州議会議員のグループからの書簡であった。州議会全体の過半数はもとより州議会のいずれか一院の多数派からのいかなる書簡も来てはいなかった。

例えば、イーストマンがペンス副大統領の法律顧問ジェーコブに1月5日の晩の「大きな展開」であると説明した書簡は、ペンシルバニア州上院議員21名の署名が含まれていた。イーストマンは、「我々が主張する計画をペンス副大統領が実施した場合には、ペンシルバニア州議会がその選挙人を再認証するために議決を行うように思える状況だ」と主張したが、その書簡は、「適正手続きを可能にするために」認証を「遅らせること」だけを求めるものであった。特別委員会は、ペンシルバニア州共和党上院議員の最高幹部から、トランプ大統領、トランプの仲間その他の州民からの選挙後の頻繁な働きかけが理由で彼が感じたプレッシャーによって、書簡に署名したということを知った。そして、彼は、ペンス副大統領の弟であるグレッグ・ペンスに協議をした後に、副大統領に対するプレッシャーを回避したいという希望を述べ、書簡の宛先を副大統領ではなく、連邦議会指導部に変えた書簡に署名することに同意した。

さらに、ジェーコブが説明したように、「いずれの州議会が行うことあるいは行わないと述べたことも、副大統領の権限が何であるのかに関する法的分析には何のインパクトも有していなかった。」何らかの票を1月6日に州に送り返すという法的経路は単純に存在していなかった。

「エリプス」での大統領の集会での壇上で、ジュリアーニは、不正なドミニオンの投票機がアルゴリズムを使って票をすり替えたという陰謀論を繰り返した。ジュリアーニは、認証を10日間遅らせることは「不正に操作された投票機を確認し、そこで犯罪を見付けるために利用される」と説明した。これは、盗まれた選挙という彼が繰り返した主張が実際の広範な不正あるいは犯罪の何らかの現実の証明あるいは証拠にさえも基づいたものではなかったということをはっきりと示している。

「戦うことで裁判を行おう」と、ジュリアーニは群衆に告げた。
イーストマンはジュリアーニに続いてマイクロフォンを握り、投票機に関する既に証明されている嘘を繰り返すために進んだ。そして、彼の「要求」を述べた。:
「我々が、今日の午後ペンス副大統領に要求していることのすべては、午後1時00分に、我々がこの真相を突き止め、アメリカ国民に我々が我が国の政府の方向についての統制力を有しているのかどうかを知らせるように、ペンス副大統領が州議会にこの件を調査させることである。この問題に我々が答えを得られない場合には、我々は、もはや自治共和国に生きているとは言えない。これは、トランプ大統領よりも大きな問題である。それは、我々の政府の共和政の形態のまさに本質の問題である。これはなされなければならない。それを行うために立ち上がる意思のない者は誰も、公職に就く資格はない。この問題はそれほど単純な問題だ。」

イーストマンは、ほかならぬアメリカ共和国の運命はペンス副大統領の手の中にあると集まった群衆に告げた。

トランプ大統領、ペンス副大統領にプレシャーを加えるために怒る群衆を議事堂へと誘導する

トランプ大統領が「エリプス」でその後登壇したとき、ジュリアーニとイーストマンに対する賛辞を重ねた。「彼は、共和党内の多くの人々とは違って根性がある。」トランプ大統領は、ジュリアーニについて述べた。「彼には根性がある。彼は戦う。彼は戦う。」トランプ大統領は、イーストマンを「この国における最も素晴らしい弁護士の一人」と描写した。トランプ大統領は、イーストマンが選挙を調査したと主張し、「これが我々の憲法に生じているのはなんとも絶対的に恥ずべきことである」と述べた。トランプは、選挙に対する鍵はペンス副大統領の手中にあると嘘の主張を述べて、次のように発言した。:
「そして、彼[イーストマン]はマイク・ペンスをじっと見た。そして、私はマイクが正しいことをすることを願っている。そう願っている、願っている。なぜなら、マイク・ペンスが正しいことをするなら、我々が選挙に勝利する。・・・・これは、我が国における最も優秀な憲法学者の一人が述べていることだ。確実にそうだ。マイクはそうする絶対的権利がある。」

トランプ大統領は繰り返し嘘をつき、いくつかの州がジョー・バイデン前副大統領の勝利を覆したいと願っていると主張した。:
「州は、再投票を望んでいる。州は、だまされた。彼らは、噓の情報を与えられた。彼らはそれに基づいて投票した。今では、彼らは、再認証を望んでいる。彼らはやり直したい。ペンス副大統領がなすべきことのすべては、それを再認証のために州に送り返すことである。そして、我々は大統領となり、皆さんは最も幸せな人々になる。」

前夜トランプ大統領が口述して書き取らせた声明とは反対に、大統領は、ペンス副大統領が彼に同意しなかったことを認めざるを得なかった。:
「それで、私は実際にマイクに話をした。私は、マイク、それは勇気が必要なことではない。勇気が必要なことは、何もしないことだ。それは勇気が必要だ。そして、それから、我々は大幅に選挙に敗北した大統領という結果になっており、我々はさらに4年間この現実と向き合わなければならない。我々は、それを放置してはならない。」

「エリプス」での彼の演説の後段で、トランプ大統領は、次のように繰り返した。:
「そこで、私はペンスに彼がなすべきことをなす勇気を持っていることを希望する。彼が「名前だけの共和党員」と愚かな人々の言うことに耳を貸さないことを望む。」

これは、マイク・ペンス副大統領に対する彼の権限の限界に関する既に解決済みで何度も繰り返した結論を変えるようプレッシャーを与えるための大規模な怒った群衆に対する直接の訴え以外の何ものでもなかった。それは、副大統領の立場を変えるために世論を利用しようとしたショッキングな試みであった。トランプ大統領は、ペンス副大統領がイーストマンやトランプ大統領が行うことを要請したことを実施し、バイデン次期大統領への権力の移行を阻止するというシナリオがあるという嘘の希望で群衆を連邦議事堂に向けて動員することを始めた。

(「ペンス副大統領は、1月6日に彼の職務を遂行した」に続く。)