あまりにもお金がない僕は花さえ買えず、ありがとうと肉体労働で返すことにした。
来年こそは旅行でもプレゼントしたい。これまでの分もありったけ詰めて。
今日は退勤の車中、大学時代にサークル内のコピーバンドで演奏していた曲を聴いていた。
卒業して愛知を離れてからその曲たちを聴いてると、『本当に信頼出来るヤツらに囲まれてたのは幸せだったなあ』とか、当たり前のことを今更のように考えてしまう自分がいた。
その反面、僕にとってのそのサークルは、仲間というのは自分で作るものであることを学んだ大切な集団だった。
自分で自分を磨くことは出来ない。しかし、人を磨けば自分に必ず返ってくる。良きにつけ悪しきにつけ。
大体は『アイツは俺にあんなこと言ってたくせに自分じゃ全然出来てないじゃないか』とか言われて『なにくそ!』と頑張ることで、行動に裏付けされた信頼とか絆が仲間内に育つものである。仲間というものは、ある程度お互いにシビアであるのが僕の理想だ。
しかし頭ではわかっていても、なかなか厳しくなれないのが日本人。カラオケと陰口が日本の文化である。
僕も胴長短足イエスマンの典型的日本人だからか、なかなか他人に厳しくできなかった。
そんな僕に、叱り方を身に付けさせてくれた場所が日本福祉大学である。しかしながら土下座をすれば単位が入手出来るという根拠のない自信を持った劣等生であったので、人として学んだことはプラスマイナスゼロというのが学生生活の妥当な評価である。
そんな腐れ大学生に四年間サークルをやらせてくれた両親には感謝してもしきれない。来年こそは必ず旅行に連れて行く。
そのスキャンダラス且つ貴重な4年間の内3年間ものあいだ僕を育ててくれた先輩カップルが遂に結婚する。
本当におめでとうございます。
