今日は退勤後、思うところあり祖父と祖母の家を訪れました。

腹を割って話せる二人がいてありがたいです。

今日の祖父は話を脱線させながらも幾つか名言を教えてくれた。

ひとつは貧乏な画家にまつわる話。

昔祖父が病院に勤めてるころ、祖父のところにウイスキーをもらいに来る貧乏な売れない画家がいました。

その画家は奥さんがなんとか内職をしながら生計を立てており、文字通りのその日暮らしをしていたそうです。

そんなぎりぎりの生活ぶりを見て祖父は『だらしがないしみっともないもんだねぇ』と友人にもらしました。

しかし友人はこう言ったのです。

『君はあんなぎりぎりの生活に追い詰められてでも絵を描きつづけられるかい?』と。

その後その画家はフランスで評価され絵の価値が高騰するのを見届けて50過ぎで亡くなりました。

祖父は芸術を追究することの厳しさをその画家と接することで直に感じたそうです。

ちなみにその画家は大塚さんという名前だそうです。島田市にゆかりがあります。

人生を賭けたものが人を動かすんだと感じました。



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