気になる記事があったので、こちらに。
フィアット500、19年ぶりにフルモデルチェンジ
新型ハイブリッド、2026年導入へ
https://www.autocar.jp/post/1042962
…え?フィアット500もアバルトも全部BEVに全振りしたのではないんだっけ?
というのが最初の疑問。結局のところ思惑通りに行かず、EV用のプラットフォームを使用(!)してハイブリッドモデルを開発する…それって逆行どころの騒ぎではないかと。
日本の自動車評論家はフィアット500e、アバルト500eを大絶賛していたけど、結局ガソリン車も出さないとどうにもならないという話って(苦笑)。
ポルシェもマカンをBEVにして、次期ケイマン・ボクスターもBEVにすると。しかし、最大のマーケットであるはずの中国ではタイカンが全く売れず、中国のディーラーも本国ノルマに対して怒りをぶつけていりらしく、本国からも調査に入っているとか。で、シャオミが半額位でタイカンと同性能のBEVを出すとか…。
中国のBEVは正直心情的には信じられない(バッテリーもだけど、車生産の歴史の蓄積が少ない故に安全性などの不安が多分にしてある)けど、日進月歩という言葉の通り、飛躍的に改善されているのは事実で、今後10年かからないうちにどうなっていくのか…と。
やはりヨーロッパはディーゼル問題でつまづき、BEVに一足飛びしたものの、ユーザーがおざなりになっているかと。
アルピーヌ、ジャガー、ロータス、ロールスロイスなどなど、BEVに向かっていますが、結局フィアット500eの様な状態にならないのだろうか?と記事を読んでいて感じています。
BEVは悪くないんです。運転していても中々楽しいですし、内燃機関との違いもあり、それぞれの良さはあるにしても、やはり2台持ちが出来ないと不安です。どうしても長距離となると二の足踏みます…特に週末なんかは高速のサービスエリアによる充電を考えるとやはり内燃機関に軍配上がりますし。
メルセデスでさえもちょっと立ち止まって、新たにエンジン開発していますが、フィアットの英断は今後他社も追随する様な気がしてならないんです。
まあi3もいつまで乗るか…というと正直分かりません。リセールのこと考えられるクルマではありませんし、バッテリー劣化もいずれ始まるでしょう。あくまでi3は自分にとっては「実験」的なクルマで、便利な一方で「いつまで乗れる?」と聞かれても答えに悩むクルマです。
友人もi3に同乗した時、「電気自動車の印象が変わった」…と呟いていましたが(彼は若い頃は整備士をしていたので詳しい)、現状家族で3台持っている(仕事の関係で)のてすが、一台はBEVにしても良いかなーとw。今度BYDが近くにあるので行ってみる…と。
色々課題はあるものの、使い方が明確ならばBEVは「アリ」なんですが、その一方でやはりある程度の航続距離が無い=小さいボディでのバッテリーサイズの問題は全固体電池のような物がリーズナブルに付かないとまだまだフィアット500eのような事が起きるでしょうし、まだ一般的な普及には時間が必要なのかな?と感じました。