まあなんかですね…結局ランボルギーニウルスとは縁が無かった感じでした。とにかくウルス(認定中古車)の数が無い。


色んな迷いが交錯したり、諸事情による事も更に出てきて、購入するならば早くしなければならなくなりorz。


ウルス以外のSUVは興味なく、複数人乗れ、欲しいクルマ…無い(血涙)。強いて言えばフェラーリプロサングエ…最早買える枠も無し、新規フェラーリ顧客には基本販売しないし予算遥かに彼方。


流石に相方も焦らしている部分もあるのは気にしていて、それでは、今一度予算を明確にした上でかつ親御さんを乗せるのはi3で良いから、自分の乗りたいクルマでかつ予算内(狙っているウルス)の枠組みで考えてみたら?と。


本当はMRに乗りたかったからロータスエミーラが丁度良いと(サイズ、パワー)思っていたんですが、かと言ってフェラーリやランボルギーニ、マクラーレンのようなスーパーカー然としているミッドシップカーには興味が全くなく。


ポルシェ911・ケイマンも結局のところ、あまりにもユーザーが多すぎる(良いクルマなのは分かっているんです)

のがやはり…。天の邪鬼ですね(苦笑)。


では、最初の考えの転換…フロントミッドシップならばどうか?と。それならば少しだけ幅広く選択出来るなあと。しかし、ある程度自分の「上がり(最早昇天?)として」納得いく(興味がある)のは限られていて、「究極」のアストンマーチンかフェラーリのいずれかが思い浮かぶ。しかしそこで真っ先にイメージできたのが、フェラーリローマ。


ローマは発表時(2019年)に初めて見た第一印象は「今のアストンマーチンよりも美しい形をしているなー」でした。カリフォルニアやポルトフィーノはハードタイプオープン故のなんかちょっとアンバランスなクーペと思っていましたが、ローマはバランスがよく感じていたんです。


しばらくして一度だけ六本木のディーラー見たけど、でかい!で終わったが、ウルスに乗った今ならどうなんだろう…と。幸いコーンズでの商談もしたし、とりあえずネットで調べると、5台あり。そのうち自分のみた1番の色、ステータスカラーである「ブルーローマ」が2台。冷やかし半分で問い合わせると、案の定もう商談に入っていると。あらら。


…偶然スクロールしたらもう一台バカ高いのがあったので聞いてみると「あ!…ごめんなさい、これ諸経費違います」…なるほど。


そこで経緯を話し、ウルスがダメな場合の代替案として考えてみたという話を率直にして、ではとりあえず拝見させていただきつつ、試乗車もお願いしますと。


スケジュール調整し、そこから5日後一応ランボルギーニ芝に気を遣って(苦笑)、スマートで向かい…まあ場違いだなぁと思いつつお邪魔すると皆さん良い方ばかり、あらゆるフェラーリが置いてあり(全て中古)、お目当てのローマを観に行き、お話を聴きました。



まあ噂では聞いてましたが、まさしく「雲上の世界」。走行距離が70キロなんてな中古ありましたが、数台同時に買って納車式やったら、その内2台置いて売却…異常な世界なのがフェラーリなんだと(発狂)。なので低走行車が多く、殆どが「委託中古」になっている…分からん世界。


まずはご対面。内装は自分の好きなタン系で美しく、ブルーローマの色もイメージ通り。このユーザーの方はカーボンをフロント、サイド、リアにオプションで付けているため中々カッコよく(=擦ったら(血涙))…の割にはハンドルはシフトタイミングを表示するインジケーター付きカーボンハンドルではなく、革とアルカンターラのこだわり…よく分からない(笑)。











トランクも一応スルーができるようになっているのでワンコ達も大丈夫。トランク内に私物が入っていたのはご愛嬌(笑)。


では試乗…と言いながら30分から40分待つと…とにかく凄い量のフェラーリが取っ替え引っ替え地下にあるバンカーから出ては入ってと。こりゃ大変だ。その間を利用して、テクテク歩きランボルギーニへ。営業の方に現状を聞くと、頭金が入りローン審査中だが、その方はやはり「何台か」ランボルギーニを所有しているので、多分審査は通るだろう…との事。試乗車は現状やはり販売は難しいとの事。現状新しく入るタマも無いと…。

では一旦これにて中断して、今からローマの試乗をしてもしかしたら…と仁義を切り、同じコーンズでの話なので気にしないで下さい…と。


さて試乗。本来なら左が良かったんですが、右ハンドルル。これまたお初のフェラーリでしたが…ウルスとの決定的な違い…


「窓閉めてもけたたましいV8サウンド」


…GTなのかもだけどスポーツカーなんだなぁと…ローマって低速では静かな走りなのかと思ったのに、いやいやこれは凄まじい。


トンネルでワザとマニュアルモードにする営業(苦笑)、引っ張って下さいと言われ、一速で引っ張ると窓を開ける営業…こだまするフェラーリサウンド、こら痺れる(しかし皆さんの迷惑でもある…)…ツボを知っている営業w。


アイポイントはもちろんウルスより下がるものの、運転自体はしやすく…ドイツ車のイメージの様な感じを全く受けず「これがイタ車なのかな?」…分かりません(苦笑)。多分「フェラーリ」というジャンルなのかもです。


そして…フロントミッドシップなんだなぁと感じる回頭性。これはたまげました。上手く作るんだなぁと…やはりスポーツカーメーカーの作るFRは違うんだと。


相方は無理矢理後部に乗り(苦笑)終了後感想聞いたら一言「硬かったー」…やはり後ろはエマージェンシーか…。


さて、相方とシンキングタイム。相方いわく


「ウルスは良かったと思うけど、スポーツカーとはまた違うよね?家の事情は置いておき…さてアナタは元々何を求めていた?」


今まで乗った事が無いスポーツカー…か。2年待ったエミーラ、まだi4(2.0)は試していないから答えは分かりません。がローマはある意味フェラーリ初心者が入門するには素晴らし過ぎる程のクルマでした。しゃかりきに走らなくても良い、イメージで見た目はオシャレ…しかし3.9L V8ツインターボ、最高出力620PS、最大トルク760(77.5)/5,750、最高速320キロ(!)…化け物です。そういう「ジキル(デザイン)とハイド(パワー)」的な面でも運転しやすいのが、現代のフェラーリなんですね…他のフェラーリ知りませんか(苦笑)。


覚悟を決めて、相方に「決めちゃいましょうか」と一言。お互い最早「待つのはもうイヤダ」…ポルシェやフェラーリなどで待つレベルと今回のロータスの待ち方はちょっと違い過ぎるんです。やはり何の連絡もないエルシーアイさんにはごめんなさいするかと腹括り(まあ環境変わったり状況変わったりも)。


このローマもたまたま自分が1番に並んだみたいで、もう次が並んでいるようでして、人気あるんだなーと。これも出会いなのか…と思い決めてしまいました。しかしこのローマに付いているオプション価格…なんてほぼ800万円(発狂)。この辺りはまた書きます。


さて、その瞬間からが大変。頭金を速攻入金しつつ、駐車場の確保(たまたまi3の管理会社の管轄駐車場をとりあえず借りる事を想定していたので、直ぐに電話し空きを確認。やり取りを行いほぼ手続き終了)…で明日正式契約書を交わす事になりました。


というわけで、結果として「上がりのクルマ」はロータスエミーラでは無くなり、2年前からは想像すらしなかったフェラーリローマになってしまいました…。


何だかちょっとこの2年はバタバタありましたが、エミーラを楽しみにしつつモヤモヤしていた時間が長すぎ疲れちゃいましたw。他のエミーラを待っている方々、よく耐えていらっしゃると思います。自分は脱落しましたが、早く納車される様祈念しています。