日本男子短距離界は停滞期に入ったかもしれない~今日はパンの記念日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

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本日は早朝4時に出勤して、夕方5時半に終業で残業は4時間半。



スポーツ紙でも大きく報じられることはありませんでしたが、一昨日の日曜日は陸上のトラック種目で日本新記録が誕生しました。


寺田明日香選手とともに女子100mハードルの日本記録を持つ青木益未選手が、


10日に行われた北陸実業団選手権の女子100mH予選において、自身の記録を0秒01更新する12秒86の日本新記録を樹立。




前日には青木選手は向かい風2メートルを超える厳しい条件下ながら、


同大会の100m決勝で11秒66と自己記録に迫るタイムを出すなどかなり状態が良かったようで、


100mHの決勝のほうは予選で完璧な走りができたからか棄権したようですが、この快挙に寺田明日香選手も刺激を受けていて、




この調子で2人で高め合って、あとわずかに迫った世界陸上の参加標準記録(12秒84)を共にクリアして欲しいものです。



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一方、男子短距離陣も始動したようですが、桐生祥秀選手は豪州で行われたレースに出場して10秒41


小池祐貴選手は米国のレースで10秒22多田修平選手は埼玉で行われた競技会で10秒30といった感じで今シーズンの初戦を終えました。



まあ、まだシーズンが始まったばかりで、タイムもこの程度のものだろうと思いたいところでありますが、


コロナ禍になる前、日本男子短距離陣に勢いがあった頃は3月や4月のシーズン序盤からいきなり10秒0台であるとか、


追い風参考ながら9秒台を出したとか、景気のいいニュースが春先から届いたものです。




昨年は6月の布勢スプリントで山縣亮太選手が9秒95の日本新記録を出して、


さらに同レースで多田選手も10秒01をマークするなど勢いがあったように思えますが、


結果的に日本選手が2021年に10秒10以内で走ったのは、その追い風2.0メートルと絶好の風に恵まれた布勢スプリントの時だけで、


ここ3年間は新たに10秒0台に突入する日本人選手が現れないことを考え合わせても、


日本男子短距離界が昨年あたりから停滞期に入ってしまった可能性が高いと言えるかもしれません。




どんな分野でも右肩上がりに順調に成長を続けることは難しく、


必ず足踏みする時期があることは避けられないものですが、残念ながら今がその時期であるような気がいたします。



私の見立てが大ハズレして、来月のゴールデングランプリあたりでは9秒台続出、新星続出と期待したいところですが、


とりあえずはまだ日本選手は誰も世界陸上の参加標準(10秒05)をクリアしていませんので、


いくら停滞期であってもその水準だけは何とか保ってほしいと願うものであります。