金栗記念選抜陸上中長距離大会2022の感想~今日はアベマ開局記念の日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

過労士★ランニングクラブ熊本

1日の平均残業時間が5時間を超える「一級過労士」によるランニング記録。
駅伝・マラソンを始めとした陸上競技に関する話題の他、
読売巨人軍や大相撲など各種スポーツに関する話題も更新していきます。

本日は早朝4時に出勤して、夕方6時半に終業で残業は5時間半。



トラックシーズンの本格的な幕開けを告げる金栗記念選抜陸上が熊本市のえがお健康スタジアムにおいて先週の土曜日に行われました。




今回は初めて男女の1万mが実施されるなど、オレゴン世界陸上の参加標準突破を目指して各種目に国内トップクラスの選手が集い、


しかし、気温が高かったこともあって標準突破者は出ませんでしたが、


それでも男子1万mでは東京五輪代表の伊藤達彦選手や相澤晃選手が、実業団に所属する海外選手と互角に渡り合って27分台をマーク。




また、すでに1万mの標準記録を突破している駒澤大4年の田澤廉選手は5千mに出場して、


これまた海外勢に食らいつく走りで13分22秒63と日本人学生記録に3秒あまりに迫る記録を出すなど、シーズン序盤としては上々の滑り出しを見せた感じでした。




▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう


そんな中、会場が最も大きく盛り上がったのが男子1500mでありました。


2組目で人気ユーチューバーのたむじょーこと田村丈哉選手が3分46秒台の自己記録をマークして会場の熱気を上昇させると、




1500mを専門とする選手以外にも有力選手が多く集い、日本選手権以上に好メンバーが揃った感のある最終4組では歴史に残るような名勝負が繰り広げられました。


ペースメーカーが日本記録を狙える流れで800mまで引っ張ると、3周目で少しラップは落ちたものの、


ラスト1周の鐘が鳴ると同時に5千mを主戦場とする住友電工の遠藤日向選手がロングスパート。


後続を一気に引き離して独走態勢に入るも、残り100mを切ったところで3千m障害東京五輪7位入賞の順大3年の三浦龍司選手が猛追。


1996年日本ダービーのフサイチコンコルドの末脚を彷彿とさせる鮮やかな差し切り勝ちで、記録も日本歴代2位となる3分36秒59。




ちなみにどうでもいい情報ですが、三浦選手とフサイチコンコルドは誕生日が2月11日で一緒です。




また、2位の遠藤選手も日本歴代3位の記録をマーク。




遠藤選手もそうですが、三浦選手のまだまだ余裕のあるゴール後の姿を見ますと、


海外のもっと速い流れのレースに出れば、自然と日本記録(3分35秒42)も世界陸上参加標準(3分35秒00)も突破できそうな気がします。



三浦選手に関しては将来的にはマラソンへと距離を伸ばしていくのが楽しみだと思っていましたが、


今回の走り、特にラストの切れ味を見ると、むしろ距離を短く、1500mこそが実は最も力を発揮できる舞台かもしれないと思い直してしまうものです。