全日本大学駅伝2021の感想【優勝・駒澤大編】~今日はいい歯の日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

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本日は早朝4時に出勤して、夕方6時に終業で残業は5時間。



昨日行われた第53回全日本大学駅伝駒澤大青山学院大とのアンカー対決を制して、2年連続14回目の優勝を飾りました。




今季の大学駅伝は駒大を中心に回ると言われていましたので、今回の優勝も当然のように思えるわけですが、


しかしながら大本命視されていた10月の出雲駅伝で5位と振るわず、


主力選手に故障者が続出したこともあって、全日本も厳しいのではないかと私も含めて評価を下げる人が増えていました。



実際、優勝インタビューでもアンカーの花尾恭輔選手が「まさか優勝できるとは」と言ったほどで、




前日会見でも大八木監督は目標を3位と語っていました。



ただ、他の大学もけっこう主力に欠場者が出ていましたし、


今大会は東京国際大ヴィンセント選手が3区に起用されるなど、箱根を見据えてかエース級を前半で使い切ってしまうチームが多く、


7区・8区の長距離区間にエース級を残して本気で優勝を狙える区間配置だったのは、元々の選手層の厚い駒大青学大くらいでした。



駒大は3区を終えて11位となった時はやはり優勝は苦しいかと思ったのですが、青学大も同様に序盤で遅れていたのは救いでした。


そして11位と言えどもタイム的にはそこまで離れてなく、等間隔で他の大学が前を走っていましたので、


追いかける側にとっては走りやすい展開になった点も味方したようです。




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5位に敗れた出雲駅伝のメンバー6人のうち、区間8位以下だった3人を今回は外して、


出雲で区間4位以内と好走した安原太陽選手、田澤廉選手、花尾恭輔選手の3人をそのまま全日本では6区・7区・8区に置くシンプルな選手起用が見事に当たる結果となりました。



アンカーの花尾選手は道中ずっと青学大飯田貴之選手に後ろに付かれる苦しい展開のように思えましたが、


自分よりも力のある選手に後ろに来られるとプレッシャーを受けて精神的に消耗しますが、


力が同等もしくは格下の選手に付かれるのは、そこまで嫌な感じはしないような気がします。



そして真後ろに付かれると姿が見えないし、足もぶつかったりするのでストレスがたまりますが、


飯田選手はななめ後ろに付いてくれたので、花尾選手からすれば動きも少し見えて、並走に近い感じになったのではないかと思われます。




今回は学生駅伝初出場の選手も多かったようですが、その中で1区を任された1年生の佐藤条二選手が区間賞を獲ったのは大きな収穫で、


箱根では今回好走した佐藤・安原・田澤・花尾と1区からそのまま並べて、昨年5区で区間4位だった鈴木芽吹選手が復帰すればおのずと往路は盤石なものとなり、


箱根2連覇も大きく近づいてくるのではないかと期待できるのであります。