全日本大学駅伝2020の感想【東海大・明大編】~今日はかき揚げの日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

過労士★ランニングクラブ熊本

1日の平均残業時間が5時間を超える「一級過労士」によるランニング記録。
駅伝・マラソンを始めとした陸上競技に関する話題の他、
読売巨人軍や大相撲など各種スポーツに関する話題も更新していきます。

本日は早朝4時に出勤して、夕方5時に終業で残業は4時間。


日曜日に行われた全日本大学駅伝で惜しくも2位に敗れて2連覇はならなかった東海大でありますが、

2区終了時点で17位に沈んでいたことを考えれば、よくぞここまで巻き返したものだとも言えます。



しかし、2年前の大会から区間距離の変更が行われ、前半区間は短く、終盤2区間が長い配置になりましたので、

東海大のように優勝を狙うチームはエース級を終盤に、一方で少し力の劣るチームは序盤に実力者を惜しげもなく注ぎ込みますので、

こうした優勝候補のチームが序盤で下位に沈むことは不思議ではない、逆に普通の展開であるとも言えます。


おそらく東海大もそれを多少は想定していて、3区を走った塩澤稀夕選手の焦ることなく、

ジワジワと落ち着いた追い上げぶりを見てもそう思うわけであります。


ただまあ、4区の1年生・石原翔太郎選手、6区の3年生・長田駿佑選手、




この三大駅伝初登場の2選手による区間新の快走で一気にトップに躍り出たことが、今思えば嬉しい誤算で、

7区の西田壮志選手は青学大の、8区の名取燎太選手は駒大の、それぞれ目標とされる形となってしまいました。


それでも、昨季までの黄金世代がごっそり抜けた中で、こうした新戦力がすぐに出てきたことは、

次の箱根、そして来季以降を考えれば明るい材料で、今後も東海大が大学駅伝界の軸になっていくことは間違いなさそうであります。



▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう


3強の一角を崩して3位に食い込んだ明治大でありますが、シード権を獲得した上位8校の中で、全8区間を区間8位以内で走ったのはこの明大だけでありました。



昨季まで大エースとして君臨した阿部弘輝選手が卒業しましたが、逆にそれによってチーム全体の底上げが進んだ感じです。

まあ、阿部選手も最終学年となった昨季は故障に苦しみ、箱根でも復路にまわるなど満足にチームに貢献できませんでしたが、

そのような中で明大は箱根駅伝で総合6位と5年ぶりにシードを確保し、

結果的に阿部選手の故障によって「ポスト阿部」時代に向けた移行がスムーズに済んだ感じでした。



箱根駅伝では山の5区と6区で前回区間上位で走った経験者が残っていますので、

山本監督が口にした「優勝を狙う」という目標も非現実的なものではなくなってきた感じもいたします。


そのためには今回の全日本で区間賞ゼロに終わっているように、阿部選手のように悪い流れを一気に挽回できるレベルの選手がまだいませんので、

1区・2区での出遅れは優勝のためには絶対に許されないと言えるでしょう。