3000m障害の三浦龍司選手への期待は高まりますが~今日はかき氷の日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

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本日は早朝4時に出勤して、夜7時に終業で残業は6時間。


好記録続出に湧いた先日のホクレンディスタンスチャレンジ4大会でありますが、

中でも私が最も驚き、価値が高いと感じたのが、ホクレン第4戦の千歳大会・男子3000m障害で、

順天堂大1年の三浦龍司選手が叩き出した、日本歴代2位となる8分19秒37であります。



三浦選手は昨年、最古の高校記録であった同種目の記録を約30年ぶりに更新(8分39秒37)し、

その自己記録を今回、一気に20秒も縮めてきました。

3000m障害で8分20秒を切ったのは日本人3人目で、国内の大会で切ったのは初めてのことでありました。


また、学生記録を41年ぶり、U-20日本記録を37年ぶりに更新と様々な分野での久しぶりとなる記録更新劇であったわけでありますが、

男子3000m障害の日本歴代上位の記録を見ますと、



いまだに1974年という半世紀近い昔の記録が歴代4位に残っており、

マラソンや1万m、5千m、あるいは1500mの日本歴代上位のほとんどが21世紀に入って出されたものに塗り替えられているのに比べれば、

その記録の停滞ぶりが異様なものであることがわかります。


ただ今回のホクレン千歳大会では、三浦選手の他にも山口浩勢選手、青木涼真選手も自己記録を大きく縮めて、

それぞれ日本歴代5位と6位にランクされる記録を出すなど、いよいよこの種目も長い眠りから覚める時が来るのではないか、

故障で出遅れていた塩尻和也選手や阪口竜平選手といった日本選手権優勝経験者たちも今大会では別の種目で好記録を出していて、

彼らが一斉に3000m障害に集うであろう今年10月の日本選手権はさらなる記録更新ラッシュが見られるのではないか、期待は膨らむのであります。


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今回の三浦選手は記録もさることながら、倉敷高校時代にインターハイの3000m障害を圧倒的な力で3連覇し、


いずれは世界トップクラスの選手に成長するかもしれないと言われている同学年のキプラガット選手に勝利したことも驚きで、

キプラガット選手自身も自己記録を出している点で、三浦選手の記録の価値もより高まるわけです。



今後の三浦選手への期待も高まる一方ですが、心配があるとすればこれから箱根駅伝に向けて長い距離への対応をしていく中で、

それが果たして3000m障害という種目にプラスに働くかどうかという点であります。

ただ、そこは山田和人さん、仲村明さん、岩水嘉孝さん、塩尻和也選手と数々の同種目の日本チャンピオンを輩出してきた順天堂大学


そのあたりのノウハウはしっかりと蓄積されているものと信じたいと思います。