上野裕一郎選手の立教大監督就任~今日は七五三の日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

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本日は早朝5時に出勤して、夜7時に終業で残業は5時間。


火曜日に飛び込んできた上野裕一郎選手に関するニュースは色々な意味で驚かされました。



まずは立教大の監督に就任すること。

そして今月末でDeNAを退社・退部されること。

さらに現役は引退せずに、監督との二足のわらじを履くこと。



2024年の第100回箱根駅伝本戦出場を目指すということで、その心意気はあっぱれであるのですが、

近年は新興校に加え、筑波・慶応などの古豪もこぞって箱根復活プロジェクトを立ち上げており、

そんな中でわずか5年で本戦出場というのはなかなかに難しい目標設定だと思われます。


確かに3年前に東京国際大が創部5年目で箱根初出場を果たしたケースはあるのですが、


これは総監督に元中大監督の横溝三郎氏、監督に元中大コーチの大志田秀次氏と、

箱根の名門・中央大学で豊富な指導実績を持つ2人を指導者に据えた上での結果です。


何ら指導実績のない上野選手のもとにどれだけの有力ランナーが集まるのか疑問ですし、

近年の予選会の成績はずっと30位前後という、予選突破にはほど遠い結果に低迷していることを考えれば、

まずは5年で予選会20位以内、10年で本戦出場といった長いスパンで考えていった方がいいような気がします。



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上野裕一郎選手は現役を続行されるとは言うものの、

選手として五輪や世界陸上を目指すことはもうありません

と、実際には第一線を退く形に。ただ、

最後に苦手なマラソンを克服したい

ということで、これに関しては私は少し期待をしているのであります。


実業団を辞めたばかりの選手が、練習量が以前よりも落ちることで疲労がほどよく抜け、心の余裕も生まれ、

これまでの厳しいトレーニングの貯金もうまく噛みあって、

実業団時代から飛躍的にマラソンのタイムが伸びるケースはよく見受けられます。


上野選手とは佐久長聖高校の4年先輩にあたる高見澤勝氏、現在の同校陸上部の監督を務められていますが、

日清食品を辞めて佐久長聖高校の教員に転身したその年に北海道マラソンで自己ベストを出して優勝されました。


上野選手のトラックのスピード、そして昨年の熊日30キロを1時間30分17秒で勝ったスタミナを考えれば、


サブテンどころか2時間7分台を今出しても何ら不思議ではないと思います。


来年の東京マラソンあたりで一般参加で出場した上野選手がしれっとMGCの権利を獲って、そのまま勢いに乗って五輪代表の切符もつかむ。

そうして現役のオリンピアンが指導するという特色を出せば、それに惹かれて有力選手が立教大に続々と集まり、

第100回箱根駅伝の本戦出場の可能性もわずかながら出てくるかもしれません。