日本選手権男子100mの感想~今日は雷記念日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

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本日は早朝5時に出勤して、夕方6時半に終業で残業は4時間半。


夕食後より練習開始。

明日の休日は朝から少しハードな練習をしようと思っているので、体を慣らす意味で今夜は軽めに8kmほどジョグして終了。


一昨日の日曜日は、サロマ湖ウルトラマラソンで風見尚選手が100km走の世界記録を20年ぶりに更新。

そして陸上の日本選手権では2つの日本新記録が誕生と記録ラッシュに湧きましたが、W杯のおかげで全く世間の話題に上らず。

しかし、そんな中でも男子の100mだけは一般ニュースでも大きく取り上げられ、

地方都市の山口開催にもかかわらず2万人を超える大観衆を集めるなど、史上空前の盛り上がり。



さて、その男子100mはご存じの通り山縣亮太選手が10秒05の大会タイ記録で圧勝。


予選・準決勝の内容を見ると、山縣選手とともに10秒1台を連発した桐生祥秀選手との一騎打ちとなることが想定されました。

特に桐生選手は準決勝でケンブリッジ飛鳥選手に完勝し、この2人の間では勝負付けは済んだ形でありました。

しかし準決勝後の会見で、決勝でアジア大会の派遣記録の一つである10秒12を上回らないと、仮に優勝しても代表に選出されない可能性があることを初めて知って動揺。


優勝と記録の二兎を追わなければならない状況に追い詰められ、

逆に10秒12の記録を今シーズンすでにクリアしている山縣・ケンブリッジの両選手は勝つことだけに専念できたので、その心理状態の差が決勝で出てしまった感じです。


まあ、アジア大会代表に選ばれるための基準記録というのは、種目ごとに4段階くらいに分かれていて、

どの記録をクリアすれば内定がもらえるのか一目でわからないほど複雑で、

桐生選手が事前に知らなかったのも仕方のないことと言えるかもしれません。


例年であれば春先に10秒0台の好記録を出す桐生選手ですが、

今季は日本選手権やアジア大会にピークを合わせるため、あえて始動を遅らせ、結局はそれがあだとなった形です。

まあしかし、来年以降の世界陸上や東京五輪に向け、あまり始動を遅らせすぎてもマズいと知った意味でも、この経験は大きかったのではないかと思います。



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昨日はアジア大会の代表選手が発表され、リレー要員も含めて男子短距離陣は山縣・ケンブリッジ・飯塚・桐生・多田とおなじみの選手が名を連ねましたが、


個人的には日本選手権100m4位、200m2位に入った小池祐貴選手に注目。

高校時代は常に同学年の桐生選手の後塵を拝し続けてきましたが、今回の100mでは0秒01差まで接近。



4×100mリレー要員としてはもちろん、400m46秒台の走力から、マイルリレー要因としても楽しみな存在。

特にマイルリレーの場合は前半の200mで好位置をキープして、次走者に良い位置取りでバトンを渡すことが求められますので、

100m・200mが速くて400mも走れる小池選手は、マイルリレーの2走・3走候補として理想的なタイプであります。