体外受精の治療に進むにあたって、夫婦揃って、カウンセリングを受けました。



人工授精では、妊娠率が1桁だったのが、

確か30%ほど(当時の年齢でのデータだったと思います)に上がっていたので、これで妊娠できる確率が上がった!と思って、すごく気持ちが前向きになったことを覚えています。



夫が先生に、



👨🏻「仕事よりも治療の方を優先するので、

 治療の日程変更があっても大丈夫です。対応で きます」



と言っていて、夫も、すごく我が子を望んでいるんだなと、側で聞いていて感じました。



先生も



👨‍⚕️「ありがとうございます。頼もしいです」



と言っておられました。



人工授精の治療をしている時は、夫との気持ちの温度差を感じてしまって、すごく辛かったのですが、もしかしたら、言葉や態度に出さなかっただけで、夫も思っていることがあったのかもしれないな、と今なら思えます。

私は、16年保育士として働いてきました。


職場の先生方は、私の不妊治療について、すごく理解をして下さっていました。時間休を取らせていただいて、クリニックを受診して、また職場に戻って勤務する、という風に何とか融通がきいたので治療が続けられたと思っています。


ただ、帰りは残業で遅くて、23時に帰宅という日もありました。運動会前とか参観前とか‥残業代も出ない上に、持ち帰ってする仕事も山ほどありました。疲れが取れないまま、ストレスを溜めまくりの生活を送っていました。


3回目の人工授精を終えてから、体外受精の治療を始めることに。夫婦揃ってカウンセリングを受けて下さいと先生に言われましたが、カウンセリングを受けるには予約が必要で、その予約がいっぱいで数ヶ月先まで待たないといけないと聞いていました。



でも、先生が


👨‍⚕️「早く治療に進みたいですよね。何とか早めに組み込めないか調整してみますね」



と言って下さり、数ヶ月も待つことなく、カウンセリングを受けられることになりました。

カレンダーアプリを見返してみると、初めてクリニックを受診した日からの日程が記録されていたので、ざっくりではありますが、書いてみたいと思います。



2019年3月 初クリニック受診

           4月 タイミング法

           5月 風疹検査(夫婦)

           7月 人工授精(1回目)

                   16日目に生理が来る

           8月 人工授精(2回目)

         10月 人工授精(3回目)

         10月 カウンセリング(体外受精)

         11月27日 採卵

         11月30日 移植

         12月13日 判定日

2020年4月  7日 採卵

           5月  8日 移植

           5月18日 採血

           5月19日 判定日


2回目の人工授精に挑戦して、生理が来て‥その頃に治療をステップアップしたい思いが出てきました。妊娠率も上がると聞いていたので、クリニックの先生にその思いを話しました。



治療中の私は、本当に荒れ狂っていました。

2回目の人工授精後、義理姉宅での祭りに誘われて行ってきたのですが、そこで、義理姉の二人目妊娠が分かり、醜い自分が出てきてしまい‥

その場では、大人気もなく、あまり笑顔ではいられませんでした。すごく、しんどくて、こんな感情になる自分も嫌で、こんなに性格悪かったんや‥って思って。もう色んな感情が溢れて、自分ではどう対処したらいいのか分からなくて、祭りの帰り道の車中、耐えきれなくなって、



「ここから歩いて帰るから、おろして」



と旦那に言い、たぶん1時間ほど歩いて帰宅しました。



確か、3回目の人工授精の後には、辛い気持ちを上手く表現出来なくて、旦那に当たってしまっていました。私は、向き合って欲しかったんです。話しを聞いて欲しかったんです。でも、それを上手く伝えられなかった。出かけようとする旦那に向かって物を投げたこともあります。それでも、出かけて行った。私はもうどうすることも出来ず、溢れ出てくる感情が爆発してしまって、近くにあったゴミ箱を壁に向かって、叫びながら投げてしまいました。



その後は、手当たり次第、手に取った物を投げ散らかしていました。旦那にLINEしたら、帰ってきて、荒れた部屋の中でうずくまっている私の横で黙って座っていました。



この後のことは、あまり記憶にないのですが、もう、この辺りの治療がすごくすごく辛くて‥

今まで感じたことのない感情とどう向き合えばいいのか分からなかった。