食べる事が大好きで、楽しい食事は最も重要な時間だ。大食いではないので、量は並みでいいのだが、いろんな種類のものを食べたい。特に気の合う相手との食事は至福のひと時と言える。残りの人生、出来る限りこの楽しい時間を大切にしたいと思っている。
食べ物で苦手なものは無く、殆どのものは、美味しくいただく。もっとも、調理を失敗したものや、意味不明の味付けをされたものは別だが。また、食べた経験の無い異国の郷土料理やゲテモノと呼ばれるものなどは、食べれるかどうか、その時が来ないとワカラナイ。
好きな料理は数多あれど、その中の好物の一つにうなぎがある。好物なだけに、その味にはうるさい。関東の背開きの蒸し焼きはまったく好みでない。東海地方の腹開きのパリッと焼き上げたものが大好きだ。そしてタレも甘すぎず辛すぎず、絶妙な好みがあるので、店を選ぶ。
よーこもうなぎは大好物で、夫婦なだけあって、味の好みもまったく同じだ。そんなよーこが、岐阜の実家の近くにある『うな春』のうなぎがとても美味しいので、一度食べさせたいと、前々から言っていた。去年の秋頃、所用が有ってよーこの実家に行くことになった。よーこは迷わずランチに『うな春』に連れて行くと言ってくれた。
当日、ちょうどお昼頃に到着。さっそくお店に行く。裏路地の民家ばかりの中に、ポツンとうなぎ屋があった。外観は、気どった所が無く、それでいて中々老舗っぽい感じで期待できる。
狭い店内には、お昼時とあって、しっかりお客さんが入ってはいたが、運よく一席空いており、入店出来た。自分は「うな丼」、よーこは「まぶし」を注文。自分は「うな重」より「うな丼」を好む。しばらく待つと、見るからに美味しそうな「うな丼」が運ばれて来た。
いざ実食。どれどれ。うん、旨い! うん、こりゃー、ウメーなあ。流石は我が女房殿、自分の好みを完全にわかってくれている。大満足じゃ。お吸い物はちゃんと「肝吸い」であり、付け合せは「もずくの酢の物」とお新香。最高ー、合格!!
満腹になり、これからよーこの実家で肉体労働を伴う作業が有るというのに、欠伸の時間がやって来てしまった。うーん眠たいなあ~。でもこの日、この『うな春』は自分評価の「うなぎ屋ベスト3」に入った。是非ともまた来たい。
しかし、うなぎは安い物ではない。高級料理だ。そもそも、丼物で4000円を超えるって、どうかしているような気がするが、世間一般にそういう価格になってしまっているのだから仕方ない。だから、大好物とは言え、特別な時にしか食べれない。
たま~~~に、特別な時にしか食べられないというのが、より一層美味しく感じさせ、より一層幸せな気分にさせてくれるのだろう。だから、うなぎ屋の店選びに失敗は許されないのだ。


