~ジブリの世界みたい~援農ボランティア参加者(女性)からの感想  | 農に学ぶ。

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すべての命をいつくしみ、
思いやりとやさしい気持ちを忘れずにいたい。

事務局の杉田です。

ここ最近、若い女性からの援農ボランティアに関するお問い合わせが大変増えております。

なかなかどういうことをするのか、どういう人が参加しているのか、我々としても
伝えきれていない中、実際に援農ボランティアに参加して下さった町田市在住の方(20代女性)から
参加した感想を頂きましたので、参加をご検討されている方など是非ご参考にして頂き、
奮って一度ご参加下さい。

本日ご紹介する方は、私が11/6付のブログにて募集した
【SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップへの登録】のためのメンバー募集にも
お問い合わせをして頂いた方で、援農ボランティアとは別に当募集内容に関する個別説明会を
本日行いました。(説明会と言えるほどの内容ではなかったのですが・・・)

お話しをさせて頂き、三輪・寺家の里山の持つ魅力を再認識していただけたのでは思います。
また、里山再生における現実的なお話も色々させて頂きました。
私も現実の壁というプレッシャーに押し潰されそうな時もありますが、
この里山に対する思いを共有できる仲間がまた一人増えました。
これからも少しずつ輪を広げていければと思います。

という私のなが~い前置きはこのくらいにしまして、早速ご感想を紹介します!

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はじめまして。
11月1日と11月9日に援農ボランティアに参加した新米ボランティアです。
なぜ援農ボランティアに参加しようと思ったのか、
ボランティアの感想などをブログにアップして下さるというとても有難いお言葉を頂いたので、
個人的な感想をこちらに書かせて頂くこととなりました。
拙い文章ですがお読み頂ければ幸いです。

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☆援農ボランティアに申し込んだ理由

私は震災以降、何を食べればいいんだろう?
どうすればこれ以上自然を壊さないで自然と共に生きていくことができるんだろう?
などという大きなテーマについて日々考えていました。
(私だけでなく今日本で生きている人達はみな頭のどこかで考えていることだと思います。)

そして、まず、普段口にしている米や野菜はどのように作られているのか?
自然を壊さない方法で農業を行っているところが近くにないかな?
と思い、『自然農 町田』 でググりました。(私は町田に住んでいます。)

一番上にヒットしてきたのが『農に学ぶ環境教育ネットワーク』でした。
そこで援農ボランティアを募集していたので参加の申し込みをしました。
それが私とNPOとの出逢いでした。

☆ボランティアの感想

まず、寺家の風景に圧倒されました!!!
空気もキレイで鳥や虫の静かな声が聞こえてきて、
地元にこんなところがあったんだ!ジブリの世界みたいだ!と感動しました!
1日目は木村さんと松田さんを始めとするNPOの方達に迎えられ、水車小屋の隣で中学生の稲刈り作業のお手伝いをしました。
中学生の若いパワーに圧倒され、かつ人生初の稲刈りだったので、かなり戸惑いました(笑)
湿田の中で長靴を履いていて身動きがとれなくなり、途中から裸足で田んぼの泥の中を動き回りました。
初対面の方達に囲まれドキドキしましたが、保護者のお母様方も手伝って下さり、
稲を鎌で刈って、結んで、干すという稲刈りの一連の作業をすることができました。
家に帰ったら全身クタクタで体を洗ってすぐに寝ました。

2日目は、木村さんと松田さんと茂垣さんと4人で稲刈りをしました。
黙々と稲を刈る。たまに笑いが入る。お昼を食べて一休み。
午後もまた黙々と稲を刈る。笑いが入る。稲を刈る…と着々と稲刈りが進んでいきました。
最後の最後です。
あと少しで稲刈りが終わる!と、私はちょっと慣れてきたんでしょうか、
田んぼの泥の中で思いっきり後ろに倒れ、尻餅をつきました。
泥だらけとはこのことだと思いました。油断大敵です。

また、畑の方にも連れていって頂きました。
「去年はここで収穫祭をやったんだよ~」
「ゆずのいい香りがするなぁ~」
「ここはお茶畑だよ」
「たけのこたくさんとれたんだよ」
「夜たぬきを見たよ。目が光っていたよ」
「鷺も来るんだよ~」
などなど…いろーんな話を聞いて見て回ることができました。

キレイな紫芋を始め、野菜もおすそ分けして頂きました。
とってもほくほくしました。

$農に学ぶ。-【お土産の紫イモ】

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地元にこんなに自然豊かな素敵な場所があることを知れ、
実際に目でみて作業をすることができ、
自然農にかかわっている人達と話ができ、
とても充実した時間を過ごしました。

パソコンに向かったり、働いたり、本や映画に触れたり、友人と語ったり、ニュースを見たり…など、
普段の日常生活ではあまり出てこない心と体の反応というか変化が少し起きたような気がしました。
(大げさですか?笑)
また援農ボランティアに行こうと思います。
そして里山のこと寺家のことについても少しずつ学んでいきたいと思いました。

長文をお読み頂きありがとうございました。


如何でしたか?「へ~、こんなことやってるんだー」「こんな人が来てるんだー」などなど
少し興味あるなあ、でもちょっと参加するのにあと一歩踏み出せないなあ、
少し生活スタイル変えてみたいなあ、と思われている方々、
是非はじめの一歩を踏み出してみて下さい。

今まで見えなかった世界がきっと見えてきます。
そしてきっと抜け出せなくなりますよ!

(文:杉田豊樹)