人間の遠隔操作による精神への介入被害は、主に声の送信とイメージ映像の送信によって行われる。それらは送りつけられると強制的に認識させられてしまい逃れられる場所がないことは、これまでに説明してきている。

それによる被害は途切れることの無い声の送信によって考える事が出来なくなることだ。まず、目が覚めると声の送信によって考える必要のない事を聞かされるので、そこから一日が始まる。そして耳に聞こえてくる音に対して感想のようなナレーションを聞かされるのだが、そのほとんどが「笑われているぞ」などのようなものだ。例えば、新聞配達のオートバイの音が聞こえれば「新聞屋がお前のことをバカにして笑っていぞ」などと聞かせて、ついでに怒りの感情を送りつけてくる。

次に、目で見たものに関しても声の送信で感想のようなナレーションを付けられたり、文字であれば全部読み上げられてしまう。そして、これから取る行動に対して「さあ、顔を洗おう」、「コーヒーを入れさせてやるよ」などと指示をされたりしながら決まった行動を取らなくてはならない。

そして、それらに混じって音声送信者が好き勝手に噂話をしたりする。それが一日中続いているのだが、突然に脳への攻撃が酷くなり強烈な不快感に襲われた時などは悪魔のような脅迫を聞かされたり、強い怒りと共に腹が立つような言葉を連続で聞かされたりする。

結果として、それらは耐え難い苦痛と屈辱を受けさせるように行われているのだが、自由に考えると言う事をさせないという現状があり、たとえ何かを考え出したとしてもそこには常に加害者の存在があり、心の中は誰にも知られる事はないと言ったこれまでの大前提を崩壊させていることになる。

そして加害者に対しては嘘や隠し事が出来ないという状態のまま継続されてしまう。それは思考盗聴と言った、考えている内容をすべて盗み取ってしまう現象とは少し違うと考える事が出来るかも知れない。自由に考える事をさせないと言う、ある一定の条件下であれば思考を盗み取られている状況ではあるのだが、もしかすると送りつけられたものに対しては、自分の思考のように反応してしまっていると考えられないだろうか。しかし、例えば漢字が読めたかどうか、文章の内容を自分として完全に理解したかどうかなどは加害者に知られてしまう。