『妄想の裸』 | クドのわふわふ>ω</ブログ

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作詞や作詩、たまに小説書いたり論文書いたりしてます

柔らかな感触
世界が僕の想像の中だけに凝縮される

はじめて触れた彼女の弱さ
今この時を、砂の彫刻で凍りつけて

触覚の眼で輪郭をなぞる
小さな痙攣と微かな囁き

妄想は現実の儚さの前に息絶える…

薄明かりと想像の中だけで戯れられる完璧な裸…

崩れおちた夢のなかで、
虚しく影を残す、希望の放射線

悲しみにあえぎながら
想像の霧を追い続ける


僕だけに許された執行猶予…

蛍光灯の光を受けて現実に引き戻される裸…

最後の情熱を燃えつかせる、
悲しみに似た衝動…

誰も見えない霧に溶けていく裸…