右利き?左利き?
ブログネタ:右利き?左利き?
参加中

本文はここから

神龍ネット

そういえば、自分やはたなかさんの周りで左利きの人って、

見かけませんよね?


はたなか

そうですね。わたしも神龍ネットさんも右利きですしね。


神龍ネット

かろうじて宮沢農園の長女さんが左利きなくらいですね。

直接知っている範囲では。


圧倒的多数が右利き、これは否定しようの無い事実です。

はたなか

それはそうですね。


神龍ネット

でも、左利きであると言う事は、
手を使って何かしようとした時に、無意識に左手が先に出ると言う

ただそれだけの事なんですね。

そこへ、かわいそうだとか気の毒だとか、そういった
意味を乗っけるのは主に親なんです。

はたなか

それはどういうことでしょうか?

最近はどうなのか分かりませんが、以前は生まれつきは左利きだったのを、
親のしつけで右利きに矯正されたなんて言う話は、確かに良く聞きました。


神龍ネット

実際問題として、箸や鉛筆を左手で使っていても、
実用上何か問題がある訳ではありません。

左利き用の道具が右利き用と比べて割高である事も事実ですし、
右利き用の道具を使えるようになるのは悪い事ではありませんが、
最終的には本人が決める事です。


繰り返しになりますが、

左利きとは、腕を含んだ左手側の方が器用であるという事実、

ただそれだけのことです。


そこには、

有利であるとか不利だとか、かわいそうとかみっともないだとか

そういった意味は最初からありません。

左利きの子を持つ親や、その子供に関わる教師などの周りの人間が


「ああ、この子は右手が使えなくてかわいそうだね」

とか、


「箸や鉛筆を左手で使うなんてみっともない!」

とかいった意識を持って接した瞬間に、


『ああ、自分は左利きだからかわいそうなんだ』

とか、

『左手で箸や鉛筆を使うのはみっともないから直さなくちゃ』

といった認識が植えつけられるんです。


はたなか

そういった人間関係をどうにかすると言うのも本人の宿命、

と言ってしまっては身もフタもないのでしょうが、


事実に意味や価値を付け加えるのは

結局“人”だと言うことでしょうか?


神龍ネット

その通りですね。


それで、もう少し踏み込んだ話をすると、

「箸や鉛筆を左手で使うなんてみっともない!」

と言ってしまう人は、


結局のところ自分の目の届く範囲に

左手で鉛筆や箸を使うような人をおいて置きたくない、

視界に入れたくないだけなんです。


「みっともない!」と罵倒すれば、

左利きの人にダメージを与えることが出来て、

右手で箸や鉛筆を使うようになるだろうと思うから

そうするだけなんです。


言い換えれば、


左手で箸を使って食事をしたり、左手で鉛筆やボールペンを持って

字を書いたりする人が自分の視界に入ってくると、世界が崩壊して

しまうような恐怖を感じるので、非難や罵倒をしてやめさせずには

いられない人なんです。


自己評価の低い人、本人自身には大した価値が無いと感じている

人ほど気に入らないものがいっぱいあるし、気に入らないものが

見えるところにあると反射的に頭に血が上って暴れたくなるんです。


「ああ、この子は右手が使えなくてかわいそうだね」

と言ってしまう人は、やっぱり左利きを不利で価値が低いものと

捉えているので、どうにかして右利きに戻してあげてその子の価値を

回復させてあげたいと思ったりもします。


でも、実際は“左利きの子供を不憫に感じている自分”

“どうにかして右利きにしてあげたいと思っている自分”

酔いしれているだけなんです。


『ああ、私はなんてすばらしいんでしょう!』

と言う勘違いですね。



実を言うと、

農家が稼げない本当の理由は、

こう言った“思い込み”に関する事なんです。


はたなか

それはいったい、どういうことですか?


神龍ネット

それは、次回へ続きます。


ペタしてね  読者登録してね  アメンバー募集中