国宝・松本城は
私の人生で拝観したお城の中で
最も美しく、本物の城と感じたお城です。
それもこれも
守護神・二十六夜神のご加護のおかげと言われています。
二十六夜神のご神体が、天守閣の梁の上にお祀りされているのです。
1618年正月
二十六夜の月が
東の空に昇る頃
天守番の藩士の前に
緋(ひ)の袴(はかま)をつけた
美しい女性が現れて
吾を天守の梁(はり)の上にお祀りし
餅をついて、全ての藩士、領民に分け与えよ。
さすればお城は安泰、勝手向きは豊かなるぞ。
との神様のお告げでした。
翌朝、天守番は
お殿様に報告し
翌2月の26日には、お社を勧請し、お祀りを行い、今日に至ります。
今日まで、焼けたりもせず、無事に残っているのは奇跡だと思います。