わたしの勤務する職場には
60代、70代の職員が
たくさんいます
定年を過ぎても
介護職から事務職まで
いろんな職種の方が
現役で働いています
その中には
「残業はえらい」
「残業が多い日とは
努力をしているひと」
という認識を持っている方が
一定数います
この方のいう“残業”とは
賃金の発生しない
いわゆる“サービス残業”のことです
特に“前残業”に対する
評価が高いです
始業１時間前に出勤して
現場を手伝うとか
休憩を短めに済ませて
休みなく働くとか
そういう行動で
「あの子はえらい」
「やる気がある」
と評価します
いまわたしの勤務する施設では
時間外労働を
減らそうという動きがあって
それに関しても
意義を唱えている方たちです
始業時間5分前にタイムカードを押し
就業時間ぴったりに
帰宅する30代の男性職員がいるんやけど
その男性職員が
あからさまな嫌味を
言われているところに出くわしました
男性職員は
「決まりは破っていない」
と主張し
平行線でした
やる気や努力を評価する
一番の基準が
↓
自分の時間をどれだけ
職場にそそいだか
60代70代の方たちは
以前、そういう基準で
評価を受けていたことが
あったんやと思います
そんなに遠くない過去に
早く出勤して
遅くに退勤する人を
勤勉だと褒める時代が
あったから
その方たちの物差しが
こうなったんだろうな
自分が評価されてきた基準で
いまの職場をみてみると
気になることが
たくさんあるんやろなと思います
そやけど
そういう話を
職員会議に出すことは無く
上司や施設長等にも
もちろん言いません
きっと始業15分前に来て
就業と同時に帰るわたしは
最低評価なんやろなーって
思っています
でも、負け惜しみではなく
その基準に当てはめての評価は
受けなくていいなと思います
保育園で預かってくれる時間は
決められているし
退園時間も決まっています
子どもが保育園に通園していることを
話した上で
雇用していただいているし
わたしが職場に滞在できる時間帯は
基本的に保育園が開いている時間帯だけ
子どもを蔑ろにしてまで
働くことを
「えらい」と
評価されるのであれば
いらんなって思います
家庭と仕事の両立は
とてもとても難しく
家庭にも職場にも
迷惑をかけています
申し訳ないと思うし
だからこそ
自分に与えられた仕事は
しっかりやろうと思う
子どもと過ごせる時間は
大切にしたいし
働く自分を
子どもたちに見てもらって
仕事とはどんなことか、
労働ってどういうことかを
感じ取ってもらえたら嬉しい
わたしにできることと
できないことがあって
できないことは
「できません、すみません」としか
言いようがない
と、
直接文句を言われたわけでもないのに
こうやって
言い訳をつらつらと
自分のブログに書いているあたりが
わたしって小さい人間やなーと
思います
なんやろか、
予防線を張るというか
評価を受けていないことを自覚して
傷つかない練習をしている感じ
そうして自分を
守っているのかもしれません
はりねずみが
トゲをぴーんと出すように
わたしはここで
自分の考えをつらつら綴って
自己肯定感につなげている
読んでくださって
ありがとうございます
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