わたしは一度
天涯孤独になったことがあります
もう何十年も経つのに
記憶は色あせることなく
当時の寂しさや
諦めを昨日のことのように
思い出すことができます
いま思えば
自暴自棄というか
投げやりな時間を
長く過ごしてきたんやなと思います
わたしが何をしても
悲しむ人がいない気楽さと
褒めたり喜んだりしてもらえない
寂しさ
自分のことだけ
守ればいいから
どんどん周囲への関心が薄くなり
人と関わる必要性がわからなくて
ゲームや漫画に
癒しを求めていました
幸い派遣を切られることは無く
生活は安定していました
月給ではないため
大型連休や
盆正月のある翌月の給料は
少なかったけれど
贅沢をしてこなかったので
自分が生きていくくらいの稼ぎは
維持できていました
心の中にあった隙間も
認識しなくなったから
寂しいかどうかさえ
わからんかったし
自覚したところで
むなしいだけ
でも不幸ではありませんでした
自炊メインの生活だったから
好きなものしか作らんかったので
食事もおやつも楽しみでした
働き続けることができる
健康な体があったし
軽自動車も持っていました
周囲が結婚しても
他人事に感じていたため
焦りはほとんどなかったし
ただ“家族”には
憧れがありました
仕事を終えて帰ると
誰かが待ってるとか
休みの日に“夕食は何がいい?”って
相談して決めるとか
そういうの、いいなーって
週末の午後スーパーへ行くと
家族連れが多くて
うらやましいなと思いました
カートに買い物かごを乗せ
子どもがそれを押す
父親と母親で
「何にするー?」と言いながら
「あ、こら お菓子入れ過ぎ」
と子どもに声をかける
幸せを絵にかいたような
ご家庭やなと思って
見ていたことがありました
わたしとは
真逆の世界線
おじいちゃんとおばあちゃんが
ベンチに座っている姿も
いいなーと思いました
一緒に歳を重ねていく人がいたら
心細くないかもしれんな
あれから時間が流れ
夫と出会い
義両親ができました
わたしにとって
はじめての父と
二人目の母です
そして昨日。
野菜の出荷に行った時
出荷先の
いつもお世話になっているお姉さんが
わたしを見つけて
呼び止めてくれました
「元気にやっとるか?
娘と思ってるんやから
時々顔を見せてくれんと
寂しいやんか」
お姉さんが
わたしのことを
“娘”って
呼んでくれたんです
その言葉がとてもとても嬉しくて
胸にささりました
ひとりで生きていた頃
家族なんて
縁遠い存在だと思っていたのに
野菜の出荷先で会う方から
“娘みたいに思ってる”って
声をかけていただけで
人生何が起きるか
わからんなーって感じました
もちろん
本当の娘ではないし
そういう意味でもないと思うけど
わたしが今まで生きてきて
娘なんて言ってもらったこと
なかったから
実母と離れてから
何十年も経ったいま
お母さん、と呼ぶ機会が
増えました
もうすぐ母の日
今年も花を贈る予定です
母の日
赤土とまと
立派なとまと!!!
子どもたちがめっちゃ喜んで
食べている姿をみて
農家ってすごい!
わたしも頑張ろうって思いました
ほんまに美味しいトマト
一度味わっていただきたいです
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長く使える脚立を
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こちらのはしご
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お弁当
お弁当を持って行くのに
大切なことはひとつだけ
無理のない範囲で作る
これしかないと思ってます
映えなくても
同じおかずでも
自分が食べるんやから
なんも問題なし
おかずのレシピは
Tik Tok Liteで検索して
作れそうなものを選んでいるから
メニューで悩むストレスも
無くなりました
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