久しぶりに
単身赴任先から帰省した夫
忙しい合間をぬって
たくさんのお土産と
プレゼントを持って
帰ってきてくれました
社宅へ戻る日の前夜は
涙を流しながら
寂しがっていた長男
わたしは仕事があったので
朝早くに
家を出なければなりません
保育園は休みやし
夫が帰ったあとの子どもたちを
両親に任せるとか
ほんまに申し訳ないなと
思いながら
夫と両親に甘えて
わたしは施設勤務へ行きました
夫が車に乗る時
きっと子どもたちは
大泣きするんやろな
夫は寂しい気持ちを
抱えたまま
長距離運転せなあかんし
翌日からは仕事と言うてたし
心配しかない
こういうときって
どういう言葉をかけてあげるのが
いいんやろかと
毎回考えるんやけど
寂しい思いをする家族と一緒に
「また会おうね」と
笑顔で送るくらいしか
思いつかん
「また会えるで」
「夜になったら電話しような」
声をかけてみても
結局は子どもたちが
寂しさを受け入れて
消化して癒えるのを
一緒に待つしかないなーと思う
子どもたちの寂しさは
“夫が近くにいないこと”であって
根本的な解決はできんし
ほんまに自分は無力やな
気の利いた言葉が出てこないし
子どもたちの辛さも
夫の悲しさも
うめてあげられん
わたしも充分寂しくて
一緒に泣いてしまう
仕事を終えて帰ると
家からは笑い声が聞こえました
夫の車はすでになく
当たり前やけど
夫の靴もありません
でも笑い声が聞こえてくる
この声にめっちゃ癒される
「あ、ママ帰ってきたやん
おかえりなさーい
パパな、マリオカートしてから
帰ったん
今度はな、おしょうがつに来るって
言うてたで
でな、ママ、びっくりするで！
パパが帰る時に
これくれたん！」
なんと
夫は別れの朝
子どもたちが悲しむことを
予想して
その時のためのプレゼントを
準備しておいたようです
先読みプレゼント
両親に聞いてみたら
夫の車が見えなくなってから
10分くらい泣いていたそうやけど
突然立ち上がって
「ゲームしよか」と言って
ふたりで始めたそう
ただ、ひとつだけ問題が
このゲーム
初期設定があったようで
父さんと母さんが
四苦八苦したよう
子どもたちに急かされ
ほんまに迷惑かけてしまった
夜寝る前に
「マリオパーティパパとやりたかった・・」
って、また少し泣いたんやけど
寂しい思いをしているのは
パパも一緒やで！と伝え
みんなで寝ました
子どもたちを寝かしつけて
勉強しようと思い
教科書を広げたとき
夫から
「家についたでー」のラインが入ってきて
一安心
無事について何より
次に会えるのは
年末年始らしい
まだまだ先やと思ったけど
あと4か月しかない
ということは
今年もあと4か月ちょっとか
時が過ぎるのは早いなあ
今回の帰省で
我が家のこれからについて
話しあいました
考える事や
悩むことはたくさんあるけれど
わたしも成長して
しっかりせんとな、と思う
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