ネオニコ農薬、CSの方への対応、奇跡のリンゴ、「無農薬=安全」ではない、補助金に依存するな、放射能汚染など、ここのところセンシティブな内容ばかり書いてきて、ふと、なんのためにやっているのかな、と思った。
本来、私は栽培の技術者であるので、あまりこの手の話題は好まないのだが、いつの間にか、栽培の話から遠ざかっているようだ。
本当は、栽培の方でも書きたいことはいくらでもあるのだが、原稿を書きながらネットをたまに見たりすると、いろいろと気になる話が目に入ってきて、ブログがどんどんそちらの方に偏ってきたというのが最近の現状だ。
微妙な話題になると、やはり表現にも気を使いますし、反発する人も多いです。
それなのに何故書くのかを、冷静に考えると、多くの人が言い難いことを書こうということなのかもしれません。
タブーとまでは言いませんが、言い難いこと、だけど大事なことというのはたくさんあります。だからこそ、書きたいな、と思うのかもしれませんね。
しかし、実を言えば、このようなことを書いてきた段階で、多くの読者の方から自らの励みになった、というような感想を多数いただいています。とても嬉しいです。
農家というのは、孤立しています。特に地域内で違う考え方をすると、孤立します。しかし、ネット社会でいいのは、同じ考えを持つ人と全国的なつながりを持てる可能性ができるということです。
他の多くの業種であれば、都市圏に人が集まるわけですから、交流もしやすいわけですが、農業者の場合には、遠隔地ばかりで孤立してしまうわけです。しかし、ネット上の知り合いになることから、同じ考えを持つ人とつながりやすくなっているのは事実です。
また、仲間内だけではいつも同じ結論になってしまいますが、全く違う人と交流することによって、新しい考え方を知ることもできます。
私自身は、話をすると変わった見方をするといわれ続けてきたので、このブログを始めてから多くの方が私と同じ考えを持っているということを知り、とても心強く思っています。
というのも、このようなブログを書いても誰にも理解されないだろうな、という孤立感を感じていたためです。
最近ブログの読者も非常に増えて、励ましもいただくのですが、むしろ皆様に感謝したいです。
今後とも宜しくお願い致します。
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