やはり、農家の情報発信が必要だ!!! | あなたも農業コンサルタントになれる

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  わけではない / by 岡本信一








Food Watch Japan へのリンクです。


日本農業の真の産業化は天候への挑戦から
http://www.foodwatch.jp/primary_inds/whatisgood/31811



昨日のエントリー「「奇跡のリンゴ」について聞かれたら」の反響はすごかったですね。過去最高の7,300PVで農業分野で三位にまで躍進しました。

その反応を見ていて思ったのは、多くの方がごく当然の反応をされていて、農薬についての過剰な忌避感を持っているものではないということです。

多くの方が漠然と農薬に対して忌避感があるというのは、なんとなく危険そうというイメージにすぎないということです。反応を見るかぎり、知らなかった、そういうことなのか、という感じで情報の不足にすぎないということです。

多くの農薬を使用する農家の方が、なんとなく肩身の狭い思いをしているのと同様、何となく危なそう、なんとなく使わないほうが良さそう、というお互いが情報を共有していないという点に尽きるのではないかと思いました。

農薬については、農家の方が安全だなどと、云うのもまたおかしな話ですが、少なくとも残留農薬がないようにきちんと使用している、使用方法を間違わなければ、消費者の方への危険は殆どない。

逆に、間近で使用している農家の方々が健康であるというようなことを知ることにより、間接的にも農薬についての過度な意識を減らすことに役立つことでしょう。

重要なことは、農家や現場の人が農薬の使用について、堂々とした態度を取り、使用方法の間違いさえなければ、消費者への危険は少ないのだという自覚を持つことでしょう。

農家の方にとって必要なのは、まず、きちんと使用方法を守って農薬の残留がないようにするということと、農薬の効果や値段だけではなく、農薬について消費者が心配している点をきちんと理解して説明できることです。

消費者が心配しているのは、農産物にかかった農薬が消費者の口に入っていて危険ではないかということです。使用した農薬の残留性や危険がどのようなものであるのかを知ることですね。危険性を知るということは、安全に使用しなくてはならない、という意識にもつながります。

私は、農薬の危険性を知っておくのは、プロ農家の義務であるとあえて言いたいですね。お客様が最も心配している農薬の害とはなにで、どうすることによりお客様に残留農薬のない状態で農産物をお渡しできるのか、こういった点について知り、説明できるようになることです。

ブログなどで情報発信している方は、そういった情報を積極的に発信し、お客様に安心を与えるべきでしょう。安全は、農産物に必須の要素であり、消費者の興味のかなりはそこにあるということを理解し、きちんと情報発信をしましょう。

農薬の安全性については、Food Watch Japanにも書いていますが、テクニカルな部分については、農薬ネットが詳しいです。

消費者の方は、農薬の危険安全性の本当のことを知りたがっています。正確な知識を得て、正確な情報を消費者の方に皆で伝えてゆきましょう。


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