天然物は農薬より危険だ!!! | あなたも農業コンサルタントになれる

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  わけではない / by 岡本信一









タイトルは、またまたジョークで連載を読んでいただくためのキャッチコピーですが、事実です。


連載のFWJ(Food Watch Japan)の中では、抑えた表現にしていますが、危険なものもあります。


以下、連載へのリンクです。


「天然物なら安全」と考えるのは誤り

http://www.foodwatch.jp/primary_inds/whatisgood/27887


ここでは、確実な事実があるので木酢液をあげていますが、他のよくわからない天然・自然系の資材は安全確認がなされていません。木酢液の危険性は、品質がバラバラで、発ガン性物質、危険物質が含まれていたものもあるということです。全ての木酢液とはいえませんが、品質が一定でない以上、使用には注意が必要です。


多くの天然・自然系の資材は、危険があるのか、ないのか、猛毒が含まれているのかいないのかすらわかっていません。


どのように使えば人に危険を与えないのか、どのような使い方がいいのか、まったく不明です。


化学合成された農薬に対して過度の危険を煽る人が多い割には、天然・自然資材の危険が公にされているにもかかわらず誰も触れないのは、何故なのだろうか?


フリーメーソンの陰謀だ!!!(笑)


農薬の危険性は、過剰なほどによく知られていますが、天然由来資材には危険か安全かという事すら考えず、天然だから大丈夫という安易な気持ちが働いている。


農薬がコントロールされた危険であるとすれば、多くの自然・天然系の資材はコントロールされていない危険と言えます。


天然物由来であるから大丈夫、自然物であるから大丈夫というのは、幻想であり、むしろ危険性がはっきりしていてコントロールされている農薬のほうがまだ安全です。


下のリンクでは別の側面から天然・自然系の資材に対する危険を指摘しています。


無農薬栽培で自由に使える特定農薬、問われる効果と安全性

http://www.foocom.net/fs/aguri/529/


今回の連載を書くにあたっていろいろ調べた結果は、かなり恐ろしいものでした。販売されていた資材の内容物に化学合成農薬が含まれていたなど、悪質なケースまであります。天然物由来かもしれませんが、その製造工程でどのような危険物質が生成されているのかは、調べなければわかりません。


アメリカでは、土壌改良資材から重金属が見つかり、長年使用していた土壌が重金属汚染された例もあります。


あらゆる危険性を調査することは不可能ですし、すべての資材が危険であるとはいいませんが、天然、自然由来といえば飛びついてしまう今の風潮であるならば、危険があることを考えずに使ってしまうでしょう。農薬も含めどのような資材であっても、農薬と同じように危険性を考え常に慎重に使用すべきだと思います。


少なくとも安全性がはっきりしていないものは、収穫物には散布しない程度の配慮は絶対にするべきだと思います。


天然物由来は安全、自然物由来は安全だ、という盲信は避けましょう。


天然・自然由来の資材でも安全とは限らない!!!




私が強くこういったことを書く理由は、農産物にとって安全というのは最も大事であるはずなのに、「安全である」と言う言葉にあぐらをかいてしまい、危険の可能性を知ろうともしていないためだ。


こと、安全においては雰囲気に流されるべきではない。




ここまで書いていて気づいたのだが、消費者が使用している天然・自然由来の健康食品や商品って一体どうなっているのだろうか・・・









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