8月になったからには、そろそろハローワークに行こうと思い
1日の午前中に診断書をもらって、
午後はハローワークに行くぞ~計画を立てていたが、
昨日も今日も眠り病の日で、どちらも午後に行く羽目になった。


建物は同じなのに、中に入るとだいぶ様子が違っていた。
人の多さは相変わらずだが、職員は(一部)丁寧に対応してくれるし
検索用のPCも手書き入力ができるようだ。

でも何より変わっていたと感じるものが厄介だ。
それは、失業給付金の給付を受ける為の、失業認定の内容。

以前は、来所して仕事を検索すれば通ったものが
今はそれだけでは、求職活動と見なされないらしい。
条件に合う職場が見つからなかったらどうするんだろう。
・・・見つからない可能性が高いんだけど・・・(汗)


私のスキルでは、求職できるのが一般事務だと思ったので
それをそのまま書いたが、本当はもっと別のものがやりたい気がする。
でも何をやりたいのかが、今は浮かんでこない。
前の職場は人間関係が恋しいけれど、
事務系では採用してないしなあ・・・。


ああ、そういえば保険証も国保に切り替えが必要なはず・・・。
なんていろいろ考えていくと、知恵熱がでてきそうだ。

それにしても、どうしてハローワークって
あんなに早く受け付けが終わるんだろう?


症状がある程度落ち着くまではと
失業給付金の延長手続きをして
(いるため、当然失業手当なし)
これまでは、求人情報は新聞くらいしか見なかった。

今でも動けなかったり、倦怠感が酷い時があるので
就職活動をするのをためらっていた。


主治医に症状も含めて相談してみると、
「このままだとずっとこのままだよ」と言われた。

それは嫌だと、ハローワークに行こうと決めたのが6月の終わり。

来月から求人手続きをしようと思い
しないままで7月が終わろうとしている。


「明日こそ!」と思うと体調不良になり、
それが毎日のように続く。
でも、夜になると状態が少し緩和されるので
今日も行けなかった・・・と後悔の日々。

今月は、ずっとその繰り返しで、
結局は通院さえできなくなり、
薬だけ家族にとってきてもらっている。

そんな話を兄にすると「ストレスだよ」と
あっさり言われた。
わかってはいるけれど、
このまま何もせず過ぎるだけなら
私の存在意義って何だろう・・・。

良くなっている感じがするならいいけど
むしろ外出の機会が減って
悪くなっているような・・・。

まだ頑張らなくていいのか
もう頑張らないといけないのか
わからないまま、夜、眠りにつくのは恐怖だ。


何もない。

皆が時間を進んでいる中
1人違う速さに住んでいる。

同じサイクルを回ってまた始めに戻って。
道は見えない・・・。

眠ろうと横になると涙がでる。
悲しい時や辛い時もあるが、
一番多いのは、理由がわからない。

毎日、何もせずにいるのに疲れて
それなのに、穀潰しだ。
ただ1日常が過ぎてゆくだけ。

私がここにいることに
何の意味があるんだろう。

私が生きていることに
何の意味があるんだろう。

何だか、脳死状態のように
周りに生かしてもらっている。

本当にそうなら、
死なせてくれるのに。
どうして違うのだろう。


少し前は、頭を真っ白にして、
できるだけ何も考えないようにしていた。
今の状態で頭を使おうとすると
自分を追い込んでしまうのを知っていたから。


けれど、夜中に自室にこもると
母が心配するらしいので、
テレビを見られる限界がくると、
真夜中、ぽっかり時間が空く。

眠れずぼやけた頭で、分解した思考を所々くっつけては
益にもならない考えをたゆたわせる。


何もしていない時のスピードは加速しているのに
寝付くまでの、この数時間は、スローで流れていく。

昔、親友が私の事を「ややこしい頭だ」と言っていたが
自分でもそう思う。

己を愚かだと認めてしまえば、
きっと、もっとずっと楽になるだろうに・・・。


そうして無理矢理繋げた思考の途中、
やっと眠れた後は夢を覚えていることはないけれど、
悲しみの名残だけが、身体全体を取り巻いている。


自分の事だけでいっぱいになると
誰かの事を想えなくなる。

だから心には、常に自分ではない
空間を残しておきたい。

たとえそれが僅かな隙間で
一瞬で埋まってしまうとしても。

拡がっていく 可能性のある隙間なら。

進む道をいったん白に塗り替えてから、
朝になったのを確認して、眠ることが多くなった。

6時になると鐘の音が響き、淡い明かりが強くなる。
窓を開けると鳥の会話や雨の糸、空の光沢、陽の色。
うつり、時が深まると、朝が見える。

今朝は晴れている。
さえずりの音色をともなって、白の上から
青と朱が重なる四角い世界。


新しい世界が見えると
何故だか安心して眠りに就ける。


真夜中、窓を開けても世界は見えず
ベランダに出て見えない星を探すのを止めた。

照る月も、この四角い世界には現れない。

今、傍で息づいている世界が見えなくて、
だから真夜中は迷子になりそうで落ち着かない。

今の私に見えるのは、その世界だけ。

向日葵


夕方の眠りから覚めると、素敵な贈り物が届いていた。
向日葵と柔らかな感じの観葉植物。
元気イメージの向日葵を、
これほど綺麗な花だと思えたのは初めて。

黄色い花びらが、水滴を光らせて、
雨上がりの虹を連想させた。


贈ってくれたのはG職場時代からの友達で、
「私の喜ぶ顔が浮かんだ」と、
わざわざ家にまで届けてくれたのだ。

会えなかったのが残念で堪らない。
きっと、彼女の優しさなのだろう。
知り合った時から、笑顔の下で、
細やかな心遣いのできる素敵な女性だった。


久しぶりに感じた幸せが溢れ出す。
せめて電話でお礼を言おうとしたが
何度かけようとしても壁を越えられず、
結局、メールで嬉しさと笑顔を伝えた。

雨の降る空は、水滴に囲まれて
パラリ しとり と
会話する。

地や草や鳥たちは
空に声に己の言霊を返し
和音を響かせ世界をつくる。

声を理解できない
人だけが
言の葉に想いをのせて
空へと飛ばす。

私は電話嫌いで、できるだけメールやチャットを使い、
どうしても通話する必要があるときは、
用件だけ話して、1分以内に終える。

けれど、昔から1人だけ、何時間でも話せる親友がいた。


昔のように他愛のない会話がしたくて、
起きていると思う真夜中に、電話をかけた。

久しぶりに聞こえた呼び出し音に驚いて、切ってしまった。
慌て再度コールしたら、留守番電話だった。

「留守電に何も入ってないのは嫌だ」と、
以前話していたので、どうしようか一瞬焦り
不明瞭な発音で、何を言ったか不明瞭な言葉を残した。


電話を終えて、ふと思い出して、後悔した。
その人に、私はもう友達だとは認めてもらえてなかったっけ…。
はっきりした用件ではないのに電話をかけて、
失礼なことをしてしまった。


自分からは絶対捨てることはないと言ってくれた言葉を、
忘れなければならないと知ったのはいつだったか。


私もいろいろな記憶を消していこう。
そうすれば、また白い世界へゆける。