こんにちは。 ノートル パリです。 ご訪問頂きありがとうございます。
今年1つ星になったレストランHEMICYCLE=エミシークル。
2023年8月末にオープンしたばかりで、今年1つ星というのは、凄いスピードです。
凄く有名なシェフとか、特別な場合しか有り得ません。
このレストランはオープンして、わずか4か月で料理評論家達の注目を集めました!
シェフは、ローマ生まれのイタリア人フラヴィオ・ルカリーニで、パティシエは、パートナーのオーロラ・ストラーリという女性です。この2人がオープンしたお店は、瞬く間に1つ星になったのです。
シェフは、世界最高のイタリアンレストランと言われるジョヴァンニ・パッセリーニのもとで修行した30歳の若いシェフです。表情豊かな味と組み合わせで、モダンな創作料理を作り上げています。
実は、パティシエのオーロラ・ストラーリ(元クラレンスのパティシエ)は、2024年のパッション・デザート賞も獲得しました! 面白い材料の使い方で、創作的な美味しいデザートを作ります。
1つ星獲得とパッション・デザート賞獲得と2つのお祝い事があり、今、勢いを感じるレストランです。
場所は、下記の近くなんですよ。
外務省入り口
国会議事堂入り口。 正面の広場には、マリアンヌの像があります。
下記がレストランHEMICYCLE=エミシークル。
実はこのお店は、最近まで『ロワゾ―・リブ・ゴーシュ』でした。
レオナール・ロワゾ―のロワゾ―・リブ・ドワットには、何度か行っていましたが、残念な事に、2件共に近年閉鎖となってしまいました。
ご存知の方も多いと思いますが、地方の有名3つ星のシェフでTVにも良く出演していましたが、2003年2月に狩猟用ライフルにて自殺しました。当時の事を振り返ると、お話が長くなりますので、また、いずれ・・・
1つ星ですが、いつものわんこ連れで行ってきました。 ( ´艸`)
お店の内装は、70年代のモダンな雰囲気。70年代の大理石のテーブルがポイントのようです。
今流行のオープンキッチン。 赤い柔らかいライト。
こじんまりとしたお店ですが、実は、2階と3階があり、デザートコーナーとワインテーステイングルームがあります。
いかにもという感じのラリックのクリスタル・ランプでしょうか?
お部屋の中央には、テーブルとワインクーラー。これは、多くの星付きのレストランが色々なスタイルでお部屋の中央にテーブルを置いて、サービスし易いようにしています。
アミューズ
シェフからです。と、4品のアミューズが出てきました!
1つづつ、食べる順番も説明してくれます。
まず最初に、小さなタルトレット。ホワイトソースやクリームが入って、ピスタチオのあわあわがのった、リュバーブのような酸味のある複雑なお味。 手に取ると、フルフルして崩れそうで、一気に口に運びます。
ボンゴレ。 バルサミーコ風のソースと薬味。 非常に複雑な味で、表現が難しい。
カタバミだったかな?の天ぷら。 これに、クリーム系のマヨネーズ風ソースがあしらってあるようです。これも複雑なお味で、香草の味と少し酸味のあるソースがほど良い。
スプーンの中に、ニョッキが1つ入っていて、ア-チチョークのクリームと生クリームが合わせてあるような感じ。ちょっとピリッとくるので、パプリカがふってあると思うのですが、クリーム系の濃い味の後に、ピリッとくる感じ。
全てのアミューズが、とても味が異なり、それぞれの味覚が複雑でいて美味しく、味の旅に出かけたような、センセーショナルな感覚。
前菜
スモークした赤カブのラビオリ。
ラビオリというよりもタルトに近い大きさで、ラビオリ生地の中に、スモークした甘い赤カブが入っています。 上にお花が飾って合って綺麗。
さらに・・・
暖かい赤カブのラビオリの上に、ハイビスカスの酸味のあるグラニテ(シャーベットのようなもの)をかけてくれました!
さらに・・・
甘酸っぱくてフルーツの味がするクリーム系のソースも添えられました!
このいくつかのマリアージュは、すごく複雑な味。 それでいて、とても美味しい!
ラビオリの中のスモークされた赤カブがとても美味しかった!
赤ワインは・・・
ボージョレのFLEURIE LA MADONEが出てきてしまいました・・・
実は、食事にあったソムリエセレクトのワインセットを頼んだのでした。
が、ワインのお好きな方は、自分で選ぶ方が良いかも・・・ 結構、外れが多いんです・・・
今回は、赤+白+デザートワインの3種。 何が出てくるのか分かりません・・・
パンも木の箱が来て、デモンストレーションがありました。 ( ´艸`)
箱を開けると、左に、パン・ド・カンパーニュ
バターの箱から、目の前で、バターをセットしてくれます。下には、お部屋の香水のような感じで置かれたグリッシーニ。 ( ´艸`)
大理石のお皿にのったバター。
メイン
日本風に焼いたたら。日本風というのは、魚の皮まで良く焦がすように焼いているんです。
お野菜の付け合わせで、ソースがついています。
濃厚なクリーム系のほんのりと甘いソースと、とろりとした酸味が少しあるソース。
お野菜は、湯がいたねぎ?蛋白な味だったので、濃厚なクリーム系のソースに良くあいました。
デザートワインは・・・
イタリアのシシリアのCOS。 甘いワインです。
デザート前のデザート
ピスタチオのあわあわ風の軽いソースがかかった濃厚なピスタチオのムース。
デザート
お花の飾りが綺麗なパイナップルのデザート。
こうやって、ソースを付けてくれました。
ミルフィーユのように重ねています。土台は、ふわふわのケーキで、パイナップルの入ったクリームに、甘酸っぱいフルーツのソース。
全てのお料理の味は、凄く複雑で、正直、全部の味や材料をここに記載するのは無理です。
シェフだけが知る特別な味と材料。
色々な味を上手く表現しています。それでいて、とても美味しい。
甘味、酸味、辛味、塩味。
最後に、コーヒー。
こんなお砂糖が出てきました! かわいい。 ( ´艸`)
ミニアデイーズ
コーヒーのお供に来たのが、お花スターチスのボックスに入ったパイ。
クリームとパイを取り分けました。これも軽くて、とっても美味しい!
最後に、お土産・・・ ( ´艸`)
お家に帰って、お皿に盛りつけました。
軽いシナモン味で、中央の甘酸っぱいリンゴのジャムと良く合います。
バターたっぷりのサクサクのクッキーでした!
大満足でした。 ありがとうございました。
私のおススメの1つ星レストランです。
ソムリエさんは、イマイチでしたが、お料理とデザートは、申し分ないほど美味しく、スタッフ達からも上り調子の勢いを感じました。
このぶんならば、いずれは、2つ星になるでしょうね。行くならば、今の内ですよ。( ´艸`)
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