こんにちは。 ノートル パリです。 ご訪問頂きありがとうございます。
お客様からも既に、表題の件にて、お問合せを頂いておりますので、このブログにて現状を記載したいと思います。
5月19日からオリンピック時の道路規制のQRコード取得オンラインが始まったばかりです。
そして、取得には個人情報を入力しますので、この検査に若干時間がかかります。
本日、5月13日㈪より徐々に発行されます。
これは、パリ警視庁本部の開設したオンラインで、PASS JEUX=オリンピック・パスの発行となります。
コロナ禍にパリにいらっしゃった方やフランスで生活されている方には、既にお馴染みの下記のような携帯電話で提示できるQRコード形式だそうです。が、内容は全く異なります。
目的は、セキュリテイーです。
大陸続きのフランスには、コロナ禍以降、他国からどんどんと泥棒を含む犯罪者達が入り込んでいます。大変迷惑な事に、パリのような大都会に犯罪者が寄ってきます。そして、オリンピック時の一番の悩みがテロです。
人々を守る為に、セキュリテイーも最大限になります。コロナから人々を守るのと同じ発想でしょうか。
順を追って説明させて頂きます。
①QRコードの必要な期間と場所は?
期間は時間と場所によりけりだそうです。
下記は、FRANCEINFO=フランスアンフォ新聞より。
パリ市内のセーヌ川沿い中心にオリンピック・パスが必要です。
オリンピック開会式はセーヌ川沿いのオーステルリッツ橋とイエナ橋の間で東から西に向かって行われます。トロカデロの前で終わります。
*7月18日㈭~7月26日㈮のオリンピック開会式の13時迄が下記のマップのような交通規制となり、パスが必要。
La carte des restrictions de circulation à Paris du 18 au 26 juillet 2024, en raison des Jeux olympiques, jusqu'à la cérémonie d'ouverture. (LEA PRATI/FRANCEINFO)
*7月26日㈮のオリンピック開会式後の13時~9月8日が下記。
7月26日13時以降は、治安部隊や救助部隊、緊急事態を除き、車両の通行が禁止。
多くの日本の方々がホテルを取っていらっしゃる地区が含まれている下記のブルーゾーンは、QRコードが必要なようです。
上記のマップからも分かるように、通過許可証にあたるQRコードを提示しなければは通れないパリの地名
- Arena Porte de la Chapelle
- Arena Bercy
- Hôtel de Ville
- Stade Roland Garros
- Parc des Princes
- Arena Paris Sud
- La Concorde
- Grand Palais
- Pont Alexandre III
- Invalides
- Trocadéro
- Arena Champs de Mars
- Tour Eiffel
②誰がオリンピック・パスが必要か?
オリンピック会場だけでは無く、ルーブル美術館やホテルやエッフェル塔写真スポット等の観光にも車だけでなく歩行者、診察、美容院、レストラン等、上記のグレーゾーンのセーヌ川沿いに7月18日以降行く場合や通過する場合には、オリンピック・パスが必要になります。
パリ住人も観光の人もオリンピック関係者も私も必要になります・・・
③オリンピック・パス取得方法
下記のプラットフォームから取得します。個人情報の入力が必要です。
私がトライアルした後に、また、ブログに記載しますね。
④オリンピック・パスが無い人はどうなる?
QR コードを持っていなくても、セーヌ川を渡ることが妨げられることは無いそうです。
5つの橋のうちの許可されている1つの橋を渡れば、立ち止まることなく境界線を越えることが可能となるそうです。
「ノートルダム大聖堂、シュリー橋、イエナ橋、アンヴァリッドの4つの橋が自動車通行に開放され、さらに歩行者専用の橋であるレオポルド・セダール・サンゴール歩道橋が5つ設置され渡れるようになっているようです。
但し、少々大回りになったりする場合もあります。
又、ルーブル美術館、オルセー美術館、アラブ世界研究所などのセーヌ川近くの特定の場所には、対テロ境界線の外側にある特定の入り口からアクセスできるようにするようです。
そうすれば、ルーブルやオルセーに関しては、予約した自分の名前のチケットを見せ、自分の身分証明書を提示すれば、この2つの美術館には何とか入れるようになるそうです。
が、オリンピック・パスとは異なるので、行動の自由範囲が狭まってしまいますので、ご注意下さい。
⑤公共交通機関
スタジアム、ホール、その他の競技場の近く等の交通境界内では、歩行者と自転車が優先されるようです。
パリ市内のタクシーやウーバーは、移動出来る場所がかなり制限され狭くなりようです。
オートバイは、禁止になるようです。
バスやメトロは、満員で何台も見送らなければならないほどの混雑が予想されます。
とても今のように、チケットを当日買って・・・という悠長な事を言っていられなくなりそうですね。
⑥場所によっても異なる交通規制
下記は、パリとパリ郊外の状態。3月にル パリジャン紙から発表された状況です。
パリ市内が競技場になる時には、車は一台も入れなくなるようです。
スタジアムがあるパリ北部やローランギャロスのあるブローニュ、アコー・アリーナ=武道館のあるベルシー等も交通規制がありますので、ご注意下さい。
レッドゾーンは、アクセス禁止で、ブルーゾーンがオリンピック・パスが必要です。
ローランギャロスは、下記です。
グレーゾーンがセキュリテイー部分。
ブルーゾーンが、オリンピック・パスが必要です。メトロを下車すると凄い状態でしょうね。
レッドゾーンが、アクセス禁止ゾーン。関係者のみのアクセスゾーンです。
上記のパリ郊外のマップにも記載がある場所名
- Stade de France
- Centre Aquatique Olympique (CAO)
- Parc des expositions Paris Nord Villepinte
- Parc sportif du Bourget
パリ郊外西部のオー・ド・セーヌ県
- Paris La Défense Arena
- Stade Yves-du-Manoirに
パリ郊外南西のイヴリーヌ県
- Colline d'Élancourt (VTT)
- Golf national de Guyancourt
- Stade BMX de Saint-Quentin-en-Yvelines
- Vélodrome National de SQY (Montigny-le-Bretonneux)
- Château de Versailles ヴェルサイユ宮殿に行かれる人も多いと思います。
パリ郊外東部セーヌ・エ・マルヌ県
- Centre nautique de Vaires-sur-Marne
となります。
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