こんにちは。 ノートル パリです。 ご訪問頂きありがとうございます。
国によって法律も変わりますし、免税には、色々な制約もあります。
その免税品に関しての注意事項を記載します。
①免税とは
免税とは、約100€以上(2023年3月現在。以前は175€以上だった。店によっても異なる)のお買い物品に関して、観光者等EU圏以外に住んでいる人々のお買い物後に、フランスの消費税20%(EU圏内の国によって若干の誤差あり)の内の一部が、返金されるシステムです。
デパートの場合には、そこでのお買い物のレシートをまとめてデパートの免税オフィスに行き、1枚の免税書類にして貰えます。
但し、免税書類を作成して貰うのに、お店で結構時間がかかります。
又、国をまたいでEU圏内のご旅行をされる場合には、EU圏内最終国のご出発の空港にて免税手続きを行います。
この手続きを行えば、返金して貰えます。
② お買い物時の現金支払いは、金額のリミットがある。
フランスの法律では、現金支払いする場合、1件のお店につき、1000€までの現金しかご使用頂けません。
理由
フランスは、カード社会である上に、現在世界では、マネーロンダリング(犯罪で得たお金の資金洗浄)の問題があるからです。
③ご購入時のクレジットカード有効期限は、6ヶ月以上要
免税品をクレジットカードで購入されるのがベストですが、このクレジットカードも6ヶ月以上の有効期間のあるカードが良いです。
理由
免税品の返金は、カードに返金して貰うのが理想的です。この返金に、3~6ヶ月くらいかかります。 よって、最低でも6ヶ月の有効期限が必要です。
出来れば、最低でも8~10ヵ月位の有効期限のあるVISAカードをご持参されるのが理想的です。
④返金は、クレジットカードに!
クレジットカードに返金という事で、免税書類を作成して貰った方は、空港において、PABLOという機械を使ってスムーズに免税手続きが行えます。
しかし、クレジットカードの有効期限が6ヶ月以下の方は、残念ながら、クレジットカードに返金して貰えません。
そうなると、ショップで作成する免税書類には、現金返金と記載されて、空港にてユーロ現金返金となります。
現金が良いですか?
現金返金を受けたい方は、フライトの5時間前にホテルを出る事をおススメします。
カードに返金して貰うようにされた方は、通常通り、空港に行くのに、フライトの3時間前にパリのホテルを出ます。
理由
下記の写真をご覧下さい。
現金返金を希望されるのは、中国の方が多いです。
中国人は、下記の女性のように、1人で50枚位の免税書類を持っている場合が多いので、大変時間がかかります。 中国の団体さんがいる場合には、2~3時間もかかりますので、免税返金は、クレジットカードに返金をおススメしています。
飛行機に乗り遅れない為にも手続きをスムーズに行う為にもクレジットカードに返金がおススメです。
この中国人男性もそうでした。入口で、スタッフに書類チェックされています。
下記の中国の方は、未だ少ない方です。 ( ´艸`)
現金返金の場所は、常に並んでいます。
今回は、幸いにも中国人団体さんがいなかったので、スムーズにいきましたが、それでも1時間以上かかりましたので、飛行機のチェックインのリミット時間にハラハラドキドキしました。
国際線は、フライトの1時間前位にチェックイン終了となってしまう場合があります。
ちなみに、過去に、1人で空港に向かわれた方で、飛行機に乗り遅れた方もいました。
トランジットで、他国で乗換時に、日本行きの飛行機に乗り遅れた方もいましたが・・・(この方は違う理由でしたが・・・)
現金払い戻しを諦めて、飛行機のチェックインをされた方もいらっしゃいます。
⑤返金の金額
返金額は、購入された金額の10~11%ですので、高額なお買い物ほどお得になります。
フランスの消費税は20%ですので、この内から一部が返金になるのです。
私達、フランス在住者は、免税出来ません。但し、滞在6ヶ月未満の方は免税可。
⑥免税手続き
1)商品をお買い上げになったショップで、ご自分名義の免税書類を作成して貰います。
この際に、返金は、お買い物した同じカード(有効期限6ヶ月以上要)とお店に言うのが理想的です。
2)日本に帰国されるEU圏最終の空港にて、免税手続きをする。
免税書類内に記載のあるバーコードを下記の機械PABLOにかざすだけです。
3)OKが出れば、それで完了。
赤で×印が出て、駄目だった場合には、人員カウンターに行き、書類に印鑑を押して貰って下さい。
ご自分用控えとして、書類の写真を撮ってから、専用のケースに投函して下さい。
人員カウンターに行くと、抜き打ちで、商品を見せて下さいとチェックされますので、スーツケースを預ける前に、免税手続きを行って下さい。
⑦PABLO機械で赤の×印が出るケースとは?
*かなりの高額の場合、(5000€位以上か?) PABLO機械で認識出来ない。
*フランス以外の他国の免税書類もPABLOが認識出来ない場合があります。
⑧パブロの機械
下記の機械がPABLOです。
日本の旗をタッチすると日本語で記載されますので、それに従って、書類のバーコードをテーブルの上でかざして下さい。
左の写真の赤いランプは、壊れています。 ( ´艸`)
⑨PABLOはどこにあるのか?
*CDG空港ターミナル2E(JALやエアーフランス)
JALとエアーフランスのチェックインカウンターの間にDETAXEと記載された、この免税手続きコーナーがあります。
*CDG空港ターミナル1(ANAやエミレーツ等)
チェックインカウンターの地下になります。
下記は、CDG空港ターミナル1の看板ですが、DETAXE=TAX REFUND=免税 と記載されて、エスカレーターで地下に行くように記載されています。
⑩ 現金返金の場所
現金返金は、CDG空港ターミナル1は、PABLOの近くの下記です。
CASH PARISと記載されています。
これでも今日は、少ない方です。 中国の団体さんがいると、凄い状態になります。
⑪その他
*万が一、6ヶ月経ってもクレジットカードに返金されない場合には、日本の免税事務所にお問い合わせ下さい。その際には、証拠の書類が必要になりますので、必ず、書類の控えの写真を撮るようにおススメします。
*日本の場合20万円以上の購入額を超えた場合、日本の帰国時に関税申告済みである証明書をご提示してください。 入国の際に日本の税金がかかります。
*日本から海外に持参する現金が、100万円相当以上の金額の場合には日本の税関申告の義務があります。
フランスも現金持ち込み金額に上限があるので、フランス税関でも入国の際に取り調べられ100万円相当以上の現金持ち込みは違法となります。
*クレジットカードで海外でお買い物する際に、日本円とユーロと両方の値段が出て、どちらで支払いますか?と聞いてくる場合があります。
日本円を選ぶと、そこでお店の両替手数料がかかり、手数料と金額含めてのお値段が引き落としになるかと思います。
ユーロを選ぶ場合には、日本のカード会社さんのレートにて日本円で引き落としになります。その際に、両替手数料は、日本のカード会社さんに支払う事になるかと思いますので、どちらが良いかは、ご自分で判断して下さい。
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