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コートダジュールにて、ジャンコクトーの3つ目の作品は、ヴィルフランシュ・シュル・メールにあるサンピエール礼拝堂。 

ジャンコクトーの礼拝堂として有名ですので、1990年から毎年コートダジュールに行っていたので、何度も訪れた場所です。

この教会は、漁師の教会として16世紀後半に建てられたのでは?と言われているそうです。

 

ジャンコクトーは、他にも礼拝堂の装飾を手掛けていますが、彼が最初に描いた礼拝堂です。

主要なシーンが 5 つあり、そのうちの 2 つは地中海の生活を思い出させ、他の 3 つは聖ペテロの生涯のエピソードに関係しています。

漁師たちが紛争を解決した漁法廷の役割をしていた礼拝堂ですので、漁師の守護者である使徒ペテロの生涯を描く事は重要な事でした。

 

 

目と目の間にいるのが、ペテロと思います。ペテロは、天国の鍵を持っています。

目が悪くて、確認していませんが、手に何かを持っているので、きっと天国の鍵だと思います。

( ´艸`) 

 

 

礼拝堂内は、写真禁止でした。

下記は、絵葉書を買ったので、その写真です。

 

祭壇の右手には、キリスト様の姿が描かれています。

ジャンコクトーは、このキリスト様の顔を描く準備のために約 50 枚のキリスト様の顔を描き、「単純、崇高、賢明」、さらには「予測不可能で嘲笑的な」という適切な表現を完成させるまでに 3 日かかったそうです。

天使に連れて貰って天に昇ろうとしているのは、ペテロでしょうか?

 

聖書の寓話が刻まれています。聖ペテロの生涯(悔い改めと解放の両方)を取り上げているほか、ヴィルフランシュの若い娘たち、ジプシー、漁師、コクトーの個人的な友人たちの物語も描かれています。

 

下記は、『ヘロデ王の囚人ペテロを開放する天使達』

 

出入り口の扉の左右には、『黙示録の燭台』

 

 

私に課せられた大きな仕事は、私自身を無にし、私ではないスタイルを自分に課すことを避け、礼拝堂の命令に身を任せ、私自身を神と礼拝堂の仲介者として自分自身を雇うことでした。
—ジャン・コクトー

 

何度訪れても素晴らしい壁画です。 とても小さな礼拝堂なので、大勢は入れません。

 

『真珠の湾』と言われる自然豊かな小さな港のあるヴィルフランシュ・シュル・メールです。

ここでのびりとランチを取りました。

海の近くは、未だ肌寒い2月でした。

 

 

「美しさは一目見ただけでは認識できない。」
—ジャン・コクトー

 

コートダジュールの美しさは、何度か訪れたり、長く滞在しないと、良さが分からないかも知れませんね。。。。

 

 

 

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