こんにちは。 ノートル パリです。 ご訪問頂きありがとうございます。
ルイヴィトン財団美術館では、今の時代にマッチした展示会をよくやっています。
ちなみに、時間指定のチケットを持っていても並びますので、ご注意下さい。 ( ´艸`)
今回のマーク ロスコも同様。
本名マルクス・ロトコビッチ。ロシア帝国のラトビアで生まれたユダヤ人で、NYで他界されています。
ユダヤ人4人家族の末っ子として、町の薬剤師の息子として生まれました。
しかし、父親は、息子たちがロシア帝国軍に強制徴用されないように、父親は家族を連れて米国に移住したのです。
その後、父親も他界してしまい、マーク ロスコは、1938年にアメリカ国籍を取得後には、ロトコビッチと、いかにもロシア的な名前をアメリカ風の名前 マーク ロスコに変えます。
今のロシア問題やユダヤ問題は、根深いものがありますよね。
マーク ロスコは、アメリカを代表する抽象表現主義の画家です。
ワシントンのナショナル・ギャラリー、ロンドンのテート、ワシントンのフィリップス・コレクション、そしてアーティストの家族のコレクションを含む国際的な個人コレクションからの作品115点ほどを集めたフランス初の回顧展です。
下記は、自画像
下記は、写真ですが、似ていますか? ( ´艸`)
随分と大きな絵にも取り組んでいたようです。アメリカの家に似合いそうな印象を受けました。
抽象表現主義とシュルレアリスムを実験し、新しい瞑想的な絵画方法を開発していきます。
独自の抽象表現主義スタイル「カラーフィールド・ペインティング」
彼の精神的状態や感情を色で表現されたのでしょう。
ご一緒した、9歳のお子さんが、『僕も描けるよ!』と、スマホで、描いてくれました。( ´艸`)
子供の様な純粋な心で、その時の精神、感情を色や色のバランスで描いているようです。
下記が彼のアトリエだったそうです。
彼の作品の最後の方は、病気 大動脈瘤もあってか、精神的にかなり苦しんだのでしょう。
色が、どんどんと赤黒く、暗くなっていくように思いました。
9歳の男の子も描き始めました。 パパに叱られたと・・・ 怒った感情を色で表現。( ´艸`)
最後は、色が無いモノトーン・・・ 失望し、自殺を決意した時でしょうか・・・
マーク・ロスコの抽象画は、史上最高額の7280万ドルで落札されたというので、凄いですね。
彼は、『私が画家になったのは、絵画を音楽や詩と同じレベルにまで高めたかったからです。』と言っています。
現代美術と昔の具象の絵画が好きな人と、大きく分かれるかと思います。
あなたは、どちらがお好きでしょうか?
NOTRE PARISノートル パリへのコンタクト↓↓