こんにちは。 ノートル パリです。 ご訪問頂きありがとうございます。

 

新年早々ですが、詐欺のお話です。

皆さんにも充分注意して頂きたいので、事実を記載します。

 

近頃、メトロやRER郊外電車等の電車内や出口等で頻繁にチケットコントロールがあります。

残念ながら、世の中、良い人ばかりでは無く、悪人もいます。特に、人種の坩堝のパリ、大陸のパリには、悪人も集まってきます。

 

今回、沢山のお客様からご連絡を頂き、残念ながら全てのお客様のご依頼日全部にご同行が困難でした。

パリ初めての1人旅のお客様は、ご案内同行日の翌日に、お1人でヴェルサイユ宮殿に行かれました。

 

ヴェルサイユ市にあるヴェルサイユ宮殿には、メトロとRER郊外電車を乗換えて、シャトー ヴェルサイユ リヴ ゴーシュ駅に到着するのです。

チケットは、前日ご一緒にオペラ駅で購入し、乗り方もレクチャーしました。

 

 

前日にパリ市内はご一緒に回りましたので、メトロの乗り方もマスターされました。

オペラ駅から乗車し、アンヴァリッド駅でRERに乗換えます。

アンバリッド駅では、チケットを入れない事には、市鉄のメトロから国鉄のRERに乗換え移動が出来ません。

 

所が・・・

後少しでヴェルサイユ シャトー リヴ ゴーシュ駅に到着するという時に、チケット検査員がやってきて、機械を通してないチケットを所有していると、罰金50€を要求されたとの事。

機械に2回も通しているので、キツネにつままれたようなお話。

 

お話をして事情が分かりました。

お客様の説明ですと、車内は朝8時で混んでいなくて、乗車客全員にチケット検査をせずに、いかにも旅行者の1人旅の彼の所だけにチケット検査に来たそうです。

そして、チケットを要求されたので、チケットを渡すと、機械を通した自分のチケットを検査員のポケットに入れ、もう1つのポケットから新しいチケットを出して、機械でチェックした後、『電車の乗車機械にチケットを通していないから違反だ。罰金50€』と言われたそうです。

いわゆる詐欺行為です。

手品のようで、咄嗟には、事情が呑み込めなかったようです。

2回機械に通した証拠のチケットは、もう彼の手元にはありません・・・

証拠品は、隠滅されました。

 

以前、偽警官事件がありました。それと同じで、偽検査員かも知れませんので、電話を頂いた後に、最寄りの駅とオペラ駅と2か所で事情を話して、駅員さんから聞いたお話が下記です。

 

『駅員である私は、チケットコントロール=検査員の仕事もやりますが、このような、検査員の身分証明書とメトロ=RATPならば、こういったRATPと記載のある鍵も持っています。

(それらを見せてくれた。)

基本的に、現金で罰金を要求しませんし、領収書は必ず出します。

いくら我々と同じ服装で、同じ帽子をかぶっていても偽の検査員という事が有り得ます。

特に、アジア人やアメリカ人は、現金を所有しているので、詐欺やスリに狙われやすいです。

又、RER郊外電車は、管轄がSNCF=国鉄です。が、メトロ内の機械でヴェルサイユ シャトー リヴ ゴーシュと記載された1枚のチケットで、問題有りません。

2回機械に通します。

1回はパリの乗車駅。もう1回は、RERに乗換える駅。

万が一、乗換える駅の機械が壊れていたら、そこに連絡をしたり、検査員に連絡が入ったりするので、機械を通した以上は、罰金を要求されません。

このケースは、偽検査員と思われるので、警察に行く事をおススメします。尚、証拠のメトロチケットや領収書か何かが必要です。』

 

 

私は、最終的には、警察に同行しました。

詐欺行為や犯罪を憎みます。

 

お客様は、同日夕方に、シャトーヴェルサイユ駅からオペラ駅に帰ってきて、メトロから出る手前で、再び違う検査員がいて、『メトロに1時間以上のっているから罰金50€』と、お金を請求され、支払わされたと聞いたからです。。。

1日に2回とは!

 

私のお客様や知っている人がパリに旅行に来て、犯罪等の被害者になるのは、許せません。とても腹立たしいです。

コロナ前には、年間2~3回も警察に同行していました・・・ 

私と一緒でない時に限って、ジプシーのスリ等に遭遇されたりして泥棒にあう方もいらっしゃったからです。

 

 

今回の検査員の場合の注意事項

①本物の検査員かどうか、検査員の証明書を見せて貰う

②お金を請求されたら、現金が無いからと言ってクレジットカードで支払う。絶対に、現金で支払っては、いけません!証拠を残すべきです。

本物の検査員の場合には、一旦支払わないと、さらに増額される場合もあるとか。

或いは、後から払うという方法が通用すれば、それに越した事は無い。

必ず領収書を貰う! そこには、支払った人の検査官の番号が記載されています。

責任者に言えば、誰かすぐに分かります。

④領収書や証拠品を元に、SNCFやRATPにクレームを言って払い戻しを要求するか、責任者宛てに手紙を出す。

 

このケースの場合には、警察に行っても時間がかかり解決出来ません。 

警察でアドヴァイスされたのは、④の方法です。

 

 

2か月以内ならば、クレームを言えますので、今後出来るだけ被害者が出ないように、責任者宛てに事情説明の手紙を書いて、これ以上の旅行者の被害者が出ないようにお願いしてみるつもりです。

 

それにしても、悲しい世の中です。

アフターコロナは、物価高と犯罪が増えています。

どうぞ、皆様も気を付けて下さいね。

 

出来るだけ1人で電車に乗ってヴェルサイユ宮殿に行かない方が良いかも知れません。。。

チケット代金+50€払わされるならば、ウーバーで行く方が良いですね。

 

 

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